オイスタークオーツと思いきや自動巻きだった!|ロレックス通信 No.144

こちらはクォーツムーヴメントを搭載したデイトジャストのオイスタークォーツ。写真のモデルは5連タイプのブレスレットだが、50周年モデルと同じ3連タイプも存在する

 自動巻きモデルは現在のように丸みを帯びたラウンドケースなのに対して、クォーツモデルは直線的に仕上げられており、最近話題のラグスポ風スタイルというのが特徴だった。この直線的なケースが採用されたのはデイトジャストのほかにデイデイトのクォーツモデルだけで、もちろん当時のオイスターパーペチュアルには存在しなかった仕様なのである。

 つまり、オイスターケース誕生50周年として、当時最新だったオイスタークォーツ用のこのケースが自動巻きながら特別にオイスターパーペチュアルに採用され、記念モデルとして発表されたということなのだろう。

 なお余談だが、記事前半最初の写真をご覧いただきたい。12時位置のモデル名に出てくる「OYSTER PERPETUAL DATE(オイスターパーペチュアルデイト)」の“オイスター”とは前述したとおりロレックスが開発した「防水ケース」のことであり、“パーペチュアル”とは「自動巻き」を意味する。つまり防水ケースを使った自動巻きモデルだということがわかる。

 一方の上の写真の「OYSTER QUARTZ(オイスタークォーツ)」は、防水ケースを使ったクォーツモデルとなる。ちなみに当時の手巻きモデルの場合はパーペチュアルをとった「OYSTER DATE(オイスターデイト)」だ。現在のように自動巻きだけでなく、手巻きやクォーツモデルなども存在した時代は、このようにコレクション名からも見分けられるようになっていたというわけだ。

菊地 吉正 – KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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