木下ほうか氏が監修したパートナー1。写真のドットタイプのほかに3・6・9のみアラビア数字を使った軍用タイプもある
個性派俳優として知られる木下ほうか氏。近年は自身のSNS等で頻繁にツーリングの写真を投稿するなど旧型のバイク好きとして知られるが、実はアンティークの時計にも造詣が深いことをご存じだろうか。なかでも古い時代のロレックス好きで、20年以上前からコレクションするほどの筋金入りだ。
そんな木下氏が今回、好きな腕時計の製作に初チャレンジ。筆者が展開する時計ブランド「アウトライン」とコラボレーションし、1年がかりで完成させた。名前は“パートナー1(PARTNER 1)”。「毎日の良きパートナーとして愛用してもらいたい」という思いから、自らが命名した。そして現在、10 月の発売に先駆けて時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers(ウオッチメーカーズ)」で先行予約を実施。そして、なんとすでに支援金額が1000万円以上と、その注目度はかなり高まっている。そしてその受け付けも8月16日(日)までと締め切りも残り約1週間に迫った。そこで、あらためてその魅力を紹介したいと思う。
パートナー1の生みの親、俳優の木下ほうか氏
このパートナー1について木下氏は「自分が欲しいと思えるものを作ろうと思った」と語る。そのため、これまでいろいろ見てきた経験を生かして細部にわたってほうか氏のこだわりが感じられる。
トップの写真を見てもおわかりのように、1960年代の往年のダイバーズウオッチがモチーフだ。針にはかつて軍用タイプに使われていた剣先型を採用。インデックスは通常のドットタイプと3・6・9のみにアラビア数字を使った軍用タイプの2種類が用意された。また文字盤には時計愛好家の間で「トロピカル」と呼ばれて珍重されている、黒が経年変化して変色したようなブラウンを採用。これも木下氏が特にこだわって再現した色である。
美しいドーム型を再現したサファイアクリスタル風防
防水性能は10気圧。サファイアクリスタルの風防は昔ながらのドーム型を採用しつつも、インデックスが歪まないように、美しい曲線になるようにそのフォルムも徹底された。
そして木下氏が今回一番に力を入れたというのがブレスレットだ。1950年代半ばから60年代半ばに製造された通称“リベットブレス”を、このパートナー1のために当時の仕様に忠実に再現している。しかも精密ドライバーでブレスレットの長さ調整を自分でできる仕様という点は最大の特徴であり、ユーザーにとっても大きな魅力となるに違いない。
ブレスレットの長さ調整は精密ドライバーを使って自分で行える
外装もさることながら、搭載する機械式ムーヴメント(駆動装置)にも日本で作られるセイコーエプソン社の自動巻きを採用しているため信頼性も高い。
2種類の文字盤デザインはそれぞれ150本(シリアルナンバー入り)の数量限定。さらにユニークなことに、そのシリアルナンバーはあえて裏ブタ中央に大きく刻印されている。これは愛好家の間ではビッグナンバーと呼ばれるもので、これも木下氏が表現したかったというディテールだ。
裏ブタ中央に大きく刻印された150本限定のシリアルナンバー
クラウドファンディングサイト「WATCH Makers(ウオッチメーカーズ)」での先行予約受け付けは8月16 日(日)まで。特典として通常価格6万6000円のところ、数量限定ながらその15〜10%OFF で提供しているので、ぜひ一度のぞいてみていただきたい。