2021年新作速報

【2021新作時計】チューダー|“パンダ”と“逆パンダ”をラインナップした、ブラックベイ クロノの最新モデルに注目!

 往年の人気モデルからインスパイアされたヘリテージコレクションを拡充しつつ、さらなる刷新を続けるチューダー。“Watches &Wonders2021”で発表されたばかりの新作速報をお届けしよう。

クロノグラフ好きの琴線に触れる“パンダダイアル”仕様のブラック ベイ クロノが登場

 高品質な実用時計を製造してきた独自の歴史と伝統を基に、洗練されたスタイルと確かな信頼性を備えた機械式時計を提供するスイスの時計ブランド、チューダー。チューダーの起源は1926年に遡り、この年ロレックスの創立者ハンス・ウイルスドルフの代理で、スイスの腕時計メーカーが“The Tudor”を初めて登録。その後、1946年ハンス・ウイルスドルフが、ロレックスの品質と信頼性を有し、先駆性を備えた腕時計を製造するために“モントルチューダー SA”を設立し、自身の名義で再登録した。かつてはロレックスのディフュージョンブランド(価格を抑えた普及ブランドのこと)として展開された歴史をもち、時計好きには広く知られている存在だ。

 近年は、70時間のロングパワーリザーブを誇る自社製ムーヴメントの開発など、攻めの戦略を推し進めつつ、かつて自社で手がけた時計のアーカイブをもとに、往年の名作からデザインの範を得たヘリテージモデルのラインナップを強化しており、2021年は、ブラックベイ クロノの新作を筆頭にブラックベイ フィフティ‐エイトからも新作をリリースし4月8日(木)からすでに全国一斉発売をスタートさせている。

 ダイバーズウオッチではまず見ることがない、シルバー925を採用したブラックベイ フィフティ‐エイトもかなり魅力的なモデルだが、今年の新作におけるハイライトと言えるのが、チューダーのクロノグラフがこれまで歩んできた半世紀にわたる歴史をデザインに落とし込んだ“ブラックベイ クロノ”の新作だろう。現行のクロノグラフでは珍しい2つのインダイアルを備えたツーカウンタークロノグラフのデザインはそのままに、アンティークのクロノグラフで見られるモノクロのコントラストを効かせた意匠を採用。オパラインの文字盤にブラックのインダイアルというモノクロのコントラストを利かせた意匠が、往年のクロノグラフを思い起こさせる。


<ブラック ベイ クロノ>

 1969年以来チューダーのアイコンでもある“スノーフレーク”針に加え、マットブラックとオパラインのコントラストにより高い視認性を実現したドーム型の文字盤を採用したブラック ベイ クロノの最新モデル。時計好きの間では“パンダダイアル”の通称でもしられるアイコニックかつレトロなデザインにより、スポーティでありつつも、往年のクラシックなクロノグラフを思わせるクラシックなスタイリングを実現している。


※写真はバリエーションの、取り外し可能なブント付きレザーベルト仕様
 巧みなカットにより洗練された佇まいに仕上げられた41㎜のスチールケースには、初期のチューダーのクロノグラフから着想を得たスチール製のプッシャーを装備し、サファイア風防によりクリアな視認性と耐傷性を確保。スチール製の固定ベゼルにはブラックのアルマイト加工のインサートが施され、タキメーターがクロノグラフならではの機能美を際立たせている。ムーヴメントはスイス公認クロノメーター認定を取得しているチューダーのマニュファクチュールキャリバー、5813を搭載。スイス公認クロノメーター認定ではムーブメントの状態で日差が−4秒から+6秒を基準としているが、チューダーはさらにその上、腕時計として組みあげられた状態で日差が−2秒から+4秒というより高い基準を達成。約70時間のロングパワーリザーブを備えているのも魅力と言えるだろう。


■Ref.M79360N-0002。SS(41mm径)。200m防水。自動巻き(自社製Cal.MT5813/COSC認定)。56万4300円


<ブラック ベイ フィフティエイト18K>

 1958年に発売されたチューダー初の200m防水を誇るダイバーズウオッチRef.7924(通称“ビッグクラウン”)にオマージュを捧げ、同モデルの発売年をモデル名に冠して発売されたフィフティ-エイト。歴史的な名作からDNAを継承するこの人気ダイバーズウオッチから、チューダーのダイバーズウォッチとしては初となるイエローゴールドケースを採用した新作が登場した。


 一般的な金無垢モデルは高級感を重視するためポリッシュ仕上げを採用するが、ブラック ベイ フィフティエイト18Kでは、ダイバーズウオッチのバックグラウンドに合わせて、あえてサテン仕上げを採用。チューダーらしく味わい深い印象のマットな質感に仕上げられている。裏ブタはこちらもチューダーのダイバーズウォッチでは初となるシースルーバック仕様になっており、搭載している自社製の自動巻きムーヴメント、Cal.MT5400の駆動を鑑賞できる。堅牢性、耐久性、信頼性そして精度を兼ね備えたこのムーヴメントは、2ヶ所で固定されたトラバーシングブリッジによって維持される可変慣性テンプ、耐磁性シリコンバランススプリングを備えるほか、スイス公認クロノメーター認定を取得。日差が−2秒から+4秒というより高精度に加え、約70時間のロングパワーリザーブを備える。


■Ref.M79018V-0001。K18YG(39mm径/グリーンのジャカードファブリックベルトとダークブラウンのアリゲーターベルトの2種が付属)。200m防水。自動巻き(自社製Cal.MT5400/COSC認定)。182万3800円


<ブラックベイ フィフティ‐エイト 925>

 ブラックベイ フィフティ‐エイトからは、ダイバーズウオッチでは珍しいシルバー925製のケースを採用したブラックベイ フィフティ-エイト 925もリリースされた。独自の配合比率により、時を経ても美しさを保持する性質を持つ“インカンデセント シルバー”と呼ばれるシルバー合金が素材となっており、表面にサテン仕上げ(面取りされたエッジ部分はポリッシュ仕上げ)を施すことで金属の素材感を際立たせた。トープカラーの文字盤、逆回転防止ベゼルとの組み合わせにより、ケースの素材感が一層引き立てられている印象だ。


 ムーヴメントはブラック ベイ フィフティエイト18Kと同じく、マニュファクチュールキャリバーであるMT5400を搭載。シースルーバックから、搭載ムーブメントの精密な駆動を鑑賞できる。


■Ref.M79010SG-0002。シルバー925(39mm径)。200m防水。自動巻き(自社製Cal.MT5400/COSC認定)。46万7500円

【画像】チューダー2021年新作、ブラック ベイ クロノのバリエーションと搭載ムーヴメントをチェック!

TUDOR(https://www.tudorwatch.com/ja)

文◎Watch LIFE NEWS編集部

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