ちょい古“エクスプローラー”はやっぱりいいね!|ロレックス通信 No.148

 今回は、僕自身が好きなエクスプローラーについて書かせていただく。といっても当連載の129回でも「36mm径の4代目、旧型エクスプローラーはこんなところが魅力」と題して5桁レファレンスのRef.14270を取り上げているため、今回はそのひとつ前の歴代3代目でアンティークの部類に入るRef.1016について取り上げてみたい。

  実のところ筆者はエクスプローラーのなかで、一番に好きなレファレンスなのである。なぜかというと、これはあくまでも手首の細い筆者の私見になるが、36mm径という小振りで程よいサイズながら適度にスポーティ。加えて見た目もとても古典的な味わいがあって落ち着いているため、どんなファンションにも合わせられるし着けていて疲れないのである。

後期型となる1978年製のエクスプローラー、Ref.1016。筆者が展開する時計ブランドでオリジナル製作した“アウトライン・リベットブレス”に付け換えて愛用。小振りで薄くてYシャツの袖にも引っかからないサイズ感がいい

 さてこの1016だが、特筆すべき点は、1960年頃から89年頃までと実に30年近くも生産が続けられたところだろう。それだけ完成度が高かったということになる。

 ただ、搭載する自動巻きムーヴメントは毎時1万8000振動のCal.1560から72年頃にはハック機能(秒針停止機能)が付いて振動数も毎時1万9800にアップしたCal.1570へと変更されている。よく1016が紹介されている場合に“前期”“後期”と記載されているのはそのためなのだ。

下がRef.1016。上が2000年頃登場した第5世代のRef.114270。1016はインデックスにメタルの縁取りがないためレトロな雰囲気がより楽しめる(ゼロからわかるロレックスより)

 現在の相場は200万円台前半から300万円台が中心と、いまとなってはかなり高額となってしまったが、もともとカレンダー機構もないシンプルな機械のため、とにかく不具合も少なく安心して長く楽しめる。ここが1016に限らずエクスプローラーに共通する大きな魅力と言えるのではないか。

 なお、人気は圧倒的に後期型。その分相場は高い。対して前期型は後期型に比べて相場は若干低い。ただし、前期の中でも初期生産分のレア仕様はグンと跳ね上がるのでご注意を。

【写真】エクスプローラー、歴代モデルのデザインをチェック!

菊地 吉正 – KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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