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【意外に似合うかも!?】アップルウォッチにロレックス用に復刻した50年代風リベットブレスを装着【OUTLINEニュース|no.30】

装着するにはアップルウォッチ用のアダプターが必要

アップルウォッチに市販のベルトを付ける際に必要になるのがこのアダプターとバネ棒。四つで1セットとなる。写真では二つのアダプターはあえて表裏を変えて置いて撮影。装着する際には黒い楕円が三つあるほうが本体に対して上、中央がメタルになっている側が下になるように装着する

 では実際にどうやってアップルウォッチに装着したのかを簡単に説明すると、これはリベットブレスに限らず、市販のベルトすべてに共通するのだが、まずはアップルウォッチに装着するための専用アダプターを購入しなければならない。ネットショップにかなり大量に出品されているため「アップルウォッチ バンド アダプター」で検索するとすぐ見つかるうえ、1000円前後で簡単に手に入れることができる。ちなみに筆者はバネ棒とそれを外すための工具がセットになったものを900円台で購入した。

 このアダプターだが、アップルウォッチのボディーサイズに対して大小2種類あり、筆者はボディーサイズが40mmのため、「41、40、38mm」に共通対応した小さめのアダプターを購入。アダプターのラグ幅(換えのベルトを装着する部分の幅の寸法)は18mmだった。なおアダプターには、大小共通してラグ幅20mmの場合もあれば、小タイプだけは18mmの場合もあるようだ。どちらのサイズにするかは付け換えるベルトの幅に合わせて選ぶことになる。

リベットブレスのそばにあるのがフィットカン。これをリベットブレスの出っ張った部分に差し込んで、そこにバネ棒を挿入してアダプターと装着する

 アウトライン・リベットブレスに取り付ける場合にはフィットカンというパーツが別途必要になる。ただフィットカンについては、ロレックス以外の時計に装着するためのパーツとしてアウトライン・リベットブレスにあらかじめ付属しており、サイズもラグ幅に応じて20mmと18mmの2種類が用意されているため大小どちらのアダプターでも対応可能だ。しかしながらアダプターのラグ幅と同じサイズのフィットカンを使わないとブレス装着時に左右に動いてしまうためセットする場合は同サイズの使用が必須となる。

 また今回、バネ棒はアダプターに付属するものを使用したが、そもそもアウトライン・リベットブレスはアンティークロレックス用に開発しているため、バネ棒もロレックスのスポーツモデルで採用する太さ2mmのものに対応させている。そのためバネ棒を挿入するブレスレット側の穴の径も大きく、太さ1.6mmの通常タイプだと若干遊びが出てしまうため、気になる人は1.8mmタイプなどなるべく太めのバネ棒を使ったほうがいいだろう。

アウトライン・リベットブレスにアダプターを装着した写真。このアダプター部分をアップルウォッチ本体の溝にスライドさせてセットする。その場合に気をつけたいのがアダプターに三つあるボタンのようにみえる部分。中央のみがメタルになっている側をアップルウォッチの下側(内側)に向くようにセットする

 ちなみにアウトライン・リベットブレスの価格は2万4200円。アップルウォッチ用に開発したものではないだけに、何千円の価格帯が主流のアップルウォッチ用の換えベルトとしては割高かもしれない。ただ冒頭でも触れたように、雰囲気はだいぶ落ち着いてみえるため、アップルウォッチをビジネスで使っている人には、特におすすめだと思う。なお、アウトライン・リベットについて詳しくはアウトライン公式WEBサイトで。

アウトライン公式WEBサイト

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菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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