【必要性は確実に増している!?】幅広い価格帯から厳選。機械式ワールドタイム腕時計5選

 この2年ほど続いている新型コロナウイルスの世界的蔓延のために、多くの国で渡航条件が厳しくなり、海外旅行は難しくなっていたのだが、この春から徐々にそれも緩和されつつある。5月には一部の旅行代理店でハワイツアーの取り扱いが再開されるなど、バカンス目的の渡航も緩やかに規制が解かれてきた。一気に海外旅行完全解禁とはならないだろうが、今後は段階的に国際的な人の往来が増えていくことは確実だ。
 海外を飛び回る人にとって非常に役立つ時計機能が“ワールドタイム”だが、ITとグローバル化の影響で、いまや渡航しない人にとっても必要性が高い機能になってきている。たとえば新製品発表会などはネットを通じて全世界同時配信されることが多いが、その開催時間をチェックするとき、「あれ、現地と日本時間の時差って何時間だったっけ?」と戸惑うことがよくある。個人的には海外のネット通販でレアな限定アイテムなどを狙っていて、その発売開始時間をチェックするときなどにワールドタイム機能をよく使う。そのほかにもミーティングや国際会議などのビジネスシーンで使われる機会もあるだろう。生活や仕事のなかで、海外と自国の時間差を知る必要性は確実に増えているのだ。

 そこで今回は編集部おすすめの機械式ワールドタイムモデル5本をピックアップ。機械式のワールドタイムはその機能の複雑さゆえ価格帯も高くなりがちなのだが、製品クオリティもその価格に見合うだけのものがある。機会があれば、そうしたモデルもぜひ実物を見て真価を体感してほしい。

 

ユンハンス
マイスターワールドタイマー

 ドイツらしい質実な機能美を追求したデザインで人気の高いユンハンス。ワールドタイムを手がけても、やはりそのデザイン性は際立っている。ブラックの文字盤上に開けられたサークル状の穴から時刻表示の文字盤を読み取ることができ、世界24都市の現在時刻を確認できる。各都市の時間が瞬時に読み取れるデザインはかなりスマートだ。自動巻きムーヴメントは42時間パワーリザーブを備えており、ビジネスパーソンのデイリーユースに最適な1本といえよう。
■027/5013.02。SS(40.4mm径)。3気圧防水。自動巻き(Cal. J820.5)。29万7000円

ユンハンス(http://www.europassion.co.jp/junghans/)

 

フレデリック・コンスタント
ハイライフ ワールドタイマー マニュファクチュール

 自社製ムーヴメントも製造できる実力派ながら、比較的リーズナブルに手に入るため人気の高いフレデリック・コンスタントが手がけるワールドタイム。文字盤のデザインは地球をモチーフにしており、外周の都市名表示ディスクで海外時間帯を表示。アンダー50万円で自社製ムーヴメントの高機能時計が手に入ることを考えると、そのコストパフォーマンスは抜群に高い。ヌバックとラバーの2本のストラップが付属し、簡単に交換可能な点もうれしい。
■Ref.FC-718N4NH6B。SS(41mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.FC-718)。49万2800円(2本の換えベルト付属)

フレデリック・コンスタント(https://frederiqueconstant.jp/)

 

ブルガリ
オクト ワールドタイム

 薄型ムーヴメントの開発に成功し、最近のラグジュアリースポーツでもエレガントなデザインを推し進めて注目を浴びているブルガリのオクトのワールドタイムモデル。八角形と円を組み合わせた特徴的なケースに、世界の都市名が表示されたサンレイダイヤルがよく映える。都市名が表示された文字盤はリューズを1段引きすることで操作可能。その都市名にサモアやモルディブなどのリゾート地が目立つ点からも、日常から離れて楽しもうというこの時計のコンセプトが感じ取れる。
■Ref.103481。SS(41mmサイズ/11.35mm厚)。100m防水。自動巻き(Cal.BVL257)。106万7000円

ブルガリ(https://www.bulgari.com/ja-jp/)

 

A.ランゲ&ゾーネ
ランゲ1・タイムゾーン

 A.ランゲ&ゾーネは2005年にランゲ1をベースとした最初のワールドタイムを開発しているが、こちらは2020年に登場したそのブラッシュアップ版。9時位置の文字盤で第1時間帯、5時位置のサブダイアルで第2時間帯を表示し、第2時間帯の都市を外周の三角形マーカーで表示するという仕様。ランゲらしい気品ある雰囲気はキープしつつ、複雑な表示に対応している点は賞賛に値する。これだけ洗練されたワールドタイムはやはりランゲならではだろう。
■Ref.136.032。PG(41.9mm径、10.9mm厚)。日常生活防水。手巻き(Cal.L141.1)。643万5000円

A.ランゲ&ゾーネ(https://www.alange-soehne.com/)

 

パテック フィリップ
ワールドタイム

 パテック フィリップはワールドタイム腕時計の先駆者であり、その機能性・信頼性はやはり他社とは一線を画する。5230は2016年に登場した現行モデルで、本作は2022年に追加されたその最新バージョン。エッジの効いたシャープさのなかにパテックらしいクラシカルな味付けが効いている。丁寧なギョーシェ装飾が施された文字盤は非常に美しく、24タイムゾーンの都市名表示は10時位置のプッシュボタンを押すだけで操作できる。いつかは手にしてみたい憧れの1本だ。
■Ref.5230P。Pt(38.5mm径、10.23mm厚)。3気圧防水。自動巻き(Cal.240 HU)。820万6000円

パテック フィリップ(https://www.patek.com/ja/)

 

構成◎堀内大輔(編集部)/文◎巽 英俊

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