【小径化のトレンドは今年も!】40mmアンダーの小顔な新作時計3選

 昨今の腕時計トレンドのひとつとして、“小径化”が挙げられる。例えば2021年にモデルチェンジしたロレックスのエクスプローラーIは、3mmもサイズダウンした36mm径であったし、同じく21年にIWCが発表したビッグ・パイロット・ウォッチも3mmサイズダウンした43mmモデルを投入するなど、装着感の向上を意識して定番モデルの小径化に踏み切るメジャーブランドも出てきている。
 現在、22年の新作時計が続々と発表されているが、どうやらこのトレンドは継続しているようで40mmを切るモデルが散見される。そこで今回は、40mmアンダーの小顔な新作時計3本を紹介したい。

チューダー
ブラックベイ プロ

■Ref.M79470-0001。SS(39mm径)。200m防水。自動巻き(Cal.MT5652)。45万5400円

 印象的なイエローのスノーフレーク・GMT針を備えた話題作。ステンレススチール製の固定式となったベゼルが採用されており、一見して往年のロレックス・エクスプローラーIIを思わせる意匠が大きな魅力だ。また既存のGMTモデルであるブラックベイ GMT(ベゼルは回転式)のケースが41mm径であるの対して、本作では2mmサイズダウンの39mm径となっており、この絶妙なサイズ感も見逃せないポイントである。

TUDOR(https://www.tudorwatch.com/ja)

 

ゼニス
クロノマスター オープン

■Ref.03.3300.3604/21.M3300。SS(39.5mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.エル・プリメロ 3604)。116万6000円

 高振動で動くエル・プリメロキャリバーの心臓部を外から見ることのできる“クロノマスター オープン”がモデルチェンジ。従来モデルでは9時位置のスモールセコンドカウンター部分がカットアウトされていたのに対し、ニューモデルではヘサライトクリスタル製のエレメントを用いて目盛りをレイアウト。判読性を確保しながらシリコン製ガンギ車の規則的な駆動と造形を鑑賞できるというわけだ。またケースは42mmから39.5mmへとサイズダウン。ラグもより細身のフォルムに改良され、スタイリッシュな雰囲気をいっそう高めている。

ZENITH(https://www.zenith-watches.com)

 

グランドセイコー
Heritage Collection 44GS 55周年記念限定モデル

■Ref.SBGW289。SS(36.5mm径)。10気圧防水。手巻き(Cal.9S64)。世界限定1200本(国内150本)。62万7000円(2022年4月22日よりグランドセイコーブティックオンラインで先行発売。6月10日よりグランドセイコーブティック、グランドセイコーサロンおよびマスターショップで発売開始)

 1967年に発表された“44GS”は、セイコーが高級腕時計として世界に誇れる外観を与えるべく考案した、独自のデザイン文法を確立したモデルだ。その誕生から55周年を記念して新たに発表されたのが本作である。目を引くのは、繊細な型打ち模様とグレイッシュなピンク色で再現した文字盤。これは春桜が咲く中、雪がその姿を覆う様子を指す“桜隠し”と呼ばれる日本特有の自然の美しさを表現したもの。44GSの力強く凛としたケースフォルムを備える一方、手巻きキャリバー9S64を搭載し11.6mmの薄さと現代の44GS史上最も小型径になる36.5mmで展開される。

GRAND SEIKO(www.grand-seiko.com)

 

文◎堀内大輔(編集部)

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