【国産時計の語れるうんちく】時計の気になるアレコレを“調査”-第2回

第2回 – 時計の気になるアレコレを“調査”②

 短期連載の“国産時計の語れるうんちく”。第2回は前回同様、知っているとちょっと鼻高々になれる、マニアックなうんちくを“調査”してみた。

 

》各地にある大型からくり時計はどんなものがある?
 その昔、時計台は市民に時刻を知らせる重要な役目を担い、街のシンボルとして愛されてきた。そうしたなかで、時を知らせる機能性だけでなく、人々の目を楽しませるべく発展したのがからくり時計だ。

 決まった時刻に人形などを用いたからくりとメロディーで時刻を知らせるからくり時計は日本各地に設置され、地元の人々や観光客を虜にしてきた。

坊っちゃんカラクリ時計

 愛媛県松山市道後温泉駅前の放生園にある“坊っちゃんカラクリ時計”。道後温泉本館建築100周年記念事業の一環として製作された。午前8時から午後10時までの間、1時間ごとに小説“坊っちゃん”の登場キャラクターが笛や太鼓などのおはやしとともに登場する。

有楽町マリオンクロック

 1984年に登場した有楽町にある屋外型日本初の大型からくり時計“有楽町マリオンクロック”。毎正時、時計の裏側から金色の人形楽団が登場し、約4分間演奏を行う。

 

ここもポイント – 銀座にある世界に一つだけのからくり時計

からくり時計 セイコー 輪舞(ロンド)

 屋外ではないが銀座の和光本館に設置された本作にも注目。営業開始時(午前10時30分)、及び営業時間中の毎正時(午前11時~午後7時)の約1分前に、ファンファーレとともに指揮者役の人形がせり上がって登場し、7体の人形がレバーを回して歯車を動かす。

 

》人気のG-SHOCKの累計出荷本数はどのくらい?
 2021年3月期・第2四半期の売上高が639億円になるなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響のなかでも脅威の売り上げを記録した“G-SHOCK”。1983年に初号モデルが誕生して以来、大ベストセラーとして人気を誇る国産モデルを代表するG-SHOCKの、これまでの累計出荷本数を調べてみた。

G-SHOCKの初号モデル。ケースからベルトまでをウレタンでカバーし、心臓部であるモジュールはゴムパッキンの点で支えてケース内で浮遊させる中空構造を採用。Ref.DW-5000C-1A。樹脂。20気圧防水。クォーツ。1万2540円

 1983年の初号機発売から30年以上にわたり、タフネスなカジュアルウオッチとして、世界中で多くのファンを獲得してきたG-SHOCK。発売から34年目となる2017年には、累計出荷本数1億本台を突破し、さらにその人気を不動のものとした。

 20年12月時点では累計出荷本数1億2000万本以上を記録するなど、その需要は衰えることを知らない。ちなみに17年にカシオは35年間分の売り上げトップモデルベスト3を発表している。

 1位は初めてELバックライトを搭載したDW-6600に続き発表されたラウンド型の“DW-6900”であった。そして2位にはG-SHOCK初号機DW-5000Cのデザインを受け継ぐスクエアモデル“DW-5600”がランクインした。

 

》時計メーカーの面白い検査方法がある
 日常のあらゆるシーンで用いられる腕時計だが、精密機器である以上、様々な環境に適応する“耐久性”と“精度”が求められる。各時計メーカー様々な検査方法を用いて、より精度の高い時計製造に取り組んでいるが、今回はタフネスウオッチG-SHOCKを手がけるカシオの、驚くべき検査方法のほんの一部紹介しよう。
 画像は腕時計を落下させて耐衝撃性をみる実験。メンズレディース問わずシリーズすべてに行っている。

 開発当初、羽村技術センターの3階から落として実験していた頃とは比べものにならないほどの衝撃を加えているのではないだろうか。

 こちらは腕時計に静電気を放電させる実験。冬場は特に精密機器にとって静電気は大敵となるのだ。いまでこそ機械を用いているが、ひと昔前は社員が実際にセーターを脱ぎ着して行っていたそうだが、相当大変だっただろう。

 

 今回も気になる疑問点を編集部が“調査”してお届けしてきた。次回からは日本が誇る革新的な“技術”力について紹介する。

 

構成◎松本由紀(編集部)/文◎Watch LIFE NEWS編集部

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