カシオ計算機協力のもと、毎月、トレンドや季節、予算などといったテーマ別に“G-SHOCK”の人気モデルBEST5を紹介する【月刊G-SHOCK】。
4回目となる今回は、優れたユーザビリティを発揮するスマートフォンリンク搭載G-SHOCKの人気BEST5を発表する。
タフな設計はそのままで多彩な機能が充実
スマートフォンリンク搭載モデル
人気ベスト5を発表!
スマートウオッチのユーザーも増えてきているが、時計というよりはやはりIT機器としての性格が強く、道具としての繊細さに使うのを躊躇させられるシチュエーションも多い。特にワークアウトやアクティビティでガンガン使うには、やはりやや華奢な印象だ。
機能面の魅力は高いが、強度やデザインの完成度ではまだ“時計”のほうにアドバンテージがあるし、何より頻繁に充電しなければならないのも面倒だ。そこでクローズアップしたいのがG-SHOCKの存在だ。
というのもG-SHOCKは、センサー機能やタフソーラーなど時代に先駆けたハイテクを比較的早く盛り込んできた歴史があり、スマートフォンとの連携に関しても比較的早くから打ち出してきた時計であるからだ。
実際の製品としては、2012年のGB-6900でBluetooth経由のスマートフォンとのリンク機能を実現し、専用アプリを開発してメール着信の告知、音楽再生コントロールなど進化を続けてきた。
カシオではこうした機能を“スマートフォンリンク”として打ち出しているが、これは実質的にスマートウオッチとして考えてもまったく遜色のないレベルと言える。
現在のスマートフォンリンクは、機種によっても若干異なるが、スマホを介した自動時刻修正やワールドタイマー機能はもちろん、携帯電話探索やミュージックコントロールといった機能を網羅している。
それでいてG-SHOCKらしいタフな設計はそのままで、アクティビティなど野外でガンガン使っても壊れない。操作性や視認性の良さも、カシオが長年培ってきたノウハウが生かされている。時計としての基本性能が高く、いわゆるスマートウオッチと比べてダントツに使いやすいのだ。
今回はそんなスマートフォンリンクを搭載した人気モデルをピックアップして紹介しよう。
》人気BEST 1
GBD-H1000
この5月にリリースされたばかりのワークアウトやトレーニングに特化したモデル。光学心拍計とGPS機能を搭載しており、トレーニング強度やランニング時の負荷を分析。集めたデータは専用アプリとの連携でスマホに蓄積でき、効率的なトレーニング計画を立てることができる。消費電力の大きいトレーニング機能はUSB充電、一般的な機能に関してはソーラー充電と使い分けることで、頻繁な充電の手間を軽減している点もよく考えられている。大きな表示部やボタンの配置など、ワークアウト時の操作性も配慮している点はさすがだ。
■Ref.GBD-H1000-1A7JR。樹脂×ステンレススチール(63×55mmサイズ)。20気圧防水。クォーツ。5万5000円
》人気BEST 2
GMW-B5000D
デザイン的には定番のファーストモデルを継承して外装をフルメタル化。ステンレススチールの硬質な質感が全体をグッと引き締めている。メタルベゼルと本体ケース部の間にファインレジン緩衝体を挟み、樹脂に比べると難しいフルメタルケースでも十分な耐衝撃構造を開発している。基本機能はタフソーラーに加え、世界6カ所の標準電波に対応し正確な時刻合わせをしてくれるマルチバンド6も搭載。スマホとの連携はBluetooth経由で専用ソフト“G-SHOCK Connected”に対応し、様々な機能を実現している。
■Ref.GMW-B5000D-1JF。ステンレススチール(49.3×43.2mmサイズ)。20気圧防水。クォーツ。6万6000円
》人気BEST 3
MTG-B1000XBD
大振りなケースにスマートフォンリンクや電波ソーラーを搭載した高機能シリーズのMTG-B1000に、カーボン素材を採用したモデルが登場。軽量・高剛性のカーボンを合わせたことで、タフさに加えてスポーティブな魅力が加わった。さらに外装のメタルパーツには、エッジにミラーポリッシュとヘアライン加工を施すなど、かなりハイグレードな仕上がりになっている。スマートフォンリンクにはもちろん対応しているが、同時にアナログウオッチとしての使い心地を楽しめるのもポイントで、あくまで時計としての質感にこだわりたい人にオススメしたい。
■Ref.MTG-B1000XBD-1AJF。樹脂×カーボン(55.8×51.7mmサイズ)。20気圧防水。クォーツ。14万8500円
》人気BEST 4
MTG-B1000D
Bluetoothと標準電波受信の2WAYによる自動時刻修正を搭載し、従来モデルよりコンパクト化したMTG-B1000シリーズのブレスレットモデル。シルバーのケース&ブレスに差し色としてレッドを配色しており、程よいサイズ感も相まってやや大人っぽい遊び心を感じさせる。ブレス裏面にはファインレジンパーツを組み合わせ、軽量化とタフネスを追求すると同時に、装着感アップを実現。G-SHOCK Connectedによるスマートフォンリンクにも対応しており、幅広いシチュエーションで活躍してくれそうなモデルだ。
■Ref.MTG-B1000D-1AJF。樹脂×ステンレススチール(55.8×51.7mmサイズ)。20気圧防水。クォーツ。11万円
》人気BEST 5
MRG-B1000D
ミッドサイズのMR-Gシリーズに、チタンの外装を合わせてリッチな雰囲気に仕上げたモデル。チタンには深層硬化処理とチタンカーバイト処理の2種類の硬化処理を施しており、傷への耐久性がアップ。ベゼル部分には漆黒のDLC加工を施して全体をグッと引き締めているほか、秒針やインデックスにあしらわれた赤もいいアクセントになっている。もちろんBluetooth経由のスマートフォンリンクのほか、タフソーラー、マルチバンド6といった機能にも対応しており、実用時計としては最強レベルの仕上がりになっている。
■Ref.MRG-B1000D-1AJR。チタン(52.2×46.2mmサイズ)。20気圧防水。クォーツ。28万6000円
構成◎堀内大輔(編集部)/文◎巽 英俊/情報協力◎カシオ計算機
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