GENESIS CARPE DIEM
ジェネシス唯一のクロノグラフで、無駄のないレイアウトが魅力。インデックスまでリーチさせた分針や、積算計とスモールセコンドを区別するための針の色分けなど、実用的なディテールに注目したい。さらに、クロノグラフでは小振りな39.7㎜ケースも大きな魅力と言えよう。
■Ref.39.14.2。SS(39.7㎜径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.ETA 7750)。2,800ユーロ(日本円で約35万7000円)
GENESIS
ジェネシス
女性時計師の美意識が反映された繊細なデザインワーク
機能性を最優先とするバウハウスの理念は、時間を知る“道具”である腕時計と実に相性が良い。事実、ノモスやユンハンスなど、多くのメーカーがこのバウハウスデザインを継承しており、その優れた実用性はドイツ国内に留まらず世界で広く認められている。
2005年からスタートしているハンブルク発のジェネシスもそんなバウハウスの教えに倣ったウオッチメーカーのひとつだ。このブランドを立ち上げたのは、プフォルツハイムの時計学校で製造と修理を学んだ女性時計師、クリスティーン・ジェネシス氏。彼女が作り出す時計はバウハウスをベースにしながらも、女性らしい繊細なエッセンスが加えられていることに注目だ。
その好例と言えるのが、針の色使い。クロノグラフモデルでは、スモールセコンドと積算計の針を色分けすることで優れた視認性を獲得。それと同時にこの針はデザインの絶妙なアクセントにもなっているのだ。
ムーヴメントは信頼性の高い専業メーカーを採用しており、それぞれにモディファイが加えるなど、随所にこだわりが感じられる仕上がりとなっている。
価格は3針モデルで約25万円、デイデイト付きのクロノグラフで約36万円と非常に現実的なプライスで展開されている。
GENESIS 1
Ref.38.01.1。SS(38.5㎜径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.ETA 2892ベース)。2,400ユーロ(日本円で約30万6000円)
GENESIS 4
Ref.38.04.2。SS(38.5㎜径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.ETA 2892ベース)。2,400ユーロ(日本円で約30万6000円)
GENESIS LUNA
Ref.38.15.12。SS(38.7㎜径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.Dubois Depraz 9000)。2,950ユーロ(日本円で約37万5000円)
GENESIS CLASSIC EDITION
Ref.38.11.4。SS(38.5㎜径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.ETA 2892ベース)。1,980ユーロ(日本円で約25万2000円)