ロータリー|リージェント
高級腕時計の近年のトレンドのひとつとなっているラグジュアリースポーツ風スタイルを再現した“リージェント”
創業125周年を迎えたロータリーが、19世紀初頭に完成したロンドン中心部にある“リージェント・ストリート”をイメージして製作したブレスレットモデル。ケースとブレスが一体化したようなフォルムは、高級腕時計の近年のトレンドのひとつとなっているラグジュアリースポーツ風スタイルを再現するが、直線と曲線で構成された特徴的なベゼルも独特の個性を感じさせる。前面にヘアライン仕上げを施し、スポーティな印象を強調しつつ、ベゼルの傾斜部分などをポリッシュ仕上げすることで、立体感をプラスした。ミヨタ製のCal.821Aを搭載。シースルーバック仕様となった裏ブタは、ネジ込み式を採用することで10気圧の防水性を備えた。
■Ref.GB05410/05。SS(40mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal. MIYOTA 821A)。6万8200円
協力◎イクスピアリ TEL.047-305-2551
アウトライン|コンプレダイバー1960
1960年代当時と同じく潜水時間を計測するための回転式スケールを風防ガラス内の文字盤外周部分に装備した“コンプレダイバー1960”
コンプレダイバー1960は、1960年代に開発され、当時ジャガー・ルクルトやロンジンなど名だたるスイスの高級時計メーカーからリリースされていた通称“コンプレッサーダイバー”の雰囲気を再現したものだ。最大の特徴は、1960年代当時と同じく潜水時間を計測するための回転式スケールを風防ガラス内の文字盤外周部分に装備している点だ。そのスケールを操作するためのボタンが2時位置に設けられており、時刻調整用の4時位置のボタンと二つ装備している。10気圧防水ながら裏ブタはシースルーバックとなっているため、9000番台のハイビート仕様のミヨタ製ムーヴメントの心臓部の動きを見ることができる。
■Ref.YK18001-2(Navy)。SS(40mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal. MIYOTA 9015)。4万9500円
協力◎シーズ・ファクトリー TEL.03-5562-0841
文◎堀内大輔/写真◎水橋崇行(最初の3モデル)、笠井修