創業266年を超える伝統を有し、世界3大時計ブランドの一角に数えられる一方で、現代的な遊び心も感じさせる製品作りで時計ファンに強く支持されているヴァシュロン・コンスタンタン。特に旅のスピリットを表現している“オーヴァーシーズ”コレクションが2020年頃から急激に人気を上げているが、もともとプロダクトの質が高いことは時計愛好家の間では広く認知されている。
そんなヴァシュロン・コンスタンタンから2022年の新作モデルが発表された。ここではそのひとつ、オーヴァーシーズ・エクストラフラット・パーペチュアルカレンダー・スケルトンの新作の詳細をお伝えしたい。
オーヴァーシーズ・エクストラフラット・パーペチュアルカレンダー・スケルトン
■Ref.4300V/120R-B642。PG(41.5mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.1120 QPSQ/1)。時価1768万8000円(2022年4月発売予定、ブティック限定モデル)
ヴァシュロン・コンスタンタンは、1930年代に早くも超薄型の懐中時計で名を馳せ、50年代の腕時計は同時代のモデルのなかで最薄のひとつであった。超薄型への挑戦は現在でも継続しており、2016年にはこれまでにない薄型のスケルトンムーヴメントを搭載したオーヴァーシーズ・エクストラフラット・パーペチュアルカレンダーを生み出している。今回、発表されたのは、18金ピンクゴールドとブルーダイアルを組み合わせたこの新作である。
2020年のジュネーブ時計グランプリを受賞したこのコレクションには、厚さがわずか4.05mmの自社製キャリバー1120 QPSQ/1を搭載。時計愛好家からの支持も厚い手作業仕上げのスケルトンムーヴメントは、地板やブリッジ、ローターに施されたNAC処理によるグレーのトーンが際立っており、これが時計の美しさをいっそう強調している。
グレゴリオ暦の不規則なカレンダーに対応し、修正を必要としないパーペチュアルカレンダーならではの複雑な機構を、スケルトン仕様の文字盤側と裏ブタ側両面から楽しむことができるのも見逃せないだろう。
容易にベルトやブレスを交換することができるインターチェンジャブルシステムを採用しているため、気分やシーンに合わせて、付属のブルーのカーフもしくはラバーベルトに変更できるのもユーザーにとってうれしいポイントだ。
ヴァシュロン・コンスタンタンの超薄型時計の壮大な伝統が反映され、オーヴァーシーズコレクションを特徴づける現代的なエスプリを吹き込んでいるこの最新モデルをチェックしてみてはいかがだろうか。
【問い合わせ先】
ヴァシュロン・コンスタンタン TEL:0120-63-1755
https://www.vacheron-constantin.com/jp/ja/maison/novelties/watches-wonders-2022.html