【オランダ人が手がけるスウェーデンウオッチの新鋭】“MAEN(マエン)”に注目

 MAEN(マエン)は、カルチャー、経済を牽引するアメリカ合衆国で最大の都市、ニューヨークとその物語に共通の魅力に共感した2人のオランダ人によりスウェーデンで設立された、日本未上陸の独立系ウオッチブランド。


 1624年、アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州を流れるハドソン川沿いに最初に入植したのはオランダ人であった。入植から2年後に 彼らはマンハッタン島にニューアムステルダムという植民地を築くも、イギリス人がこの地域を支配し、64年にニューヨークと改名することになる。 メディアでも馴染みのある、ブロンクス、ブルックリン、ブロードウェイ、ハーレム、ウォール街、ロングアイランドなど、ニューヨークエリアの地名にオランダ語由来の地名が多いのはこの歴史的背景に由来する。


 MAEN(マエン)の時計は、活気あるニューヨークとその奥深い物語からインスピレーションを得た時計のデザインが特徴となっており、オールドアメリカンスタイルのツールウオッチを思わせる無骨な意匠をベースにしつつ、オランダとスウェーデンの影響を感じさせる色使いやディテールがデザインにアクセントを加えている。今回はマエンのコレクションから、主要な2モデルをセレクトして紹介する。


MAEN(マエン)
グリニッジ38


 GMTを搭載したツールウォッチ。モデル名は、オランダからに移民と関わりの深く、1950年代のビート・ジェネレーションの発祥地としても知られるグリニッジ・ビレッジに由来する。 1670年にオランダ人がロングアイランドの村、グリーンウィック(オランダ語で“松の地区”の意味)に由来する。グリーンウィックからマンハッタンに移り住んだオランダからの移民は、購入した土地に親しみを込めて“グリーンウィック”の名前を付けた。 やがて言語の変化によりグリーンウィックはグリニッジとなり、ニューヨークの発展とともに村は街の一部となった。


 サイズは現行のメンズモデルとしてはやや小振りな38mmで、厚さ12mm。

 格子状の装飾を施したエナメル文字盤を採用した仕様と、光沢のあるエナメル仕上げを採用した仕様。二種類がラインナップされている。


 サテン仕上げとポリッシュ仕上げを交互に施した2段ベゼルを備える堅牢なケースが存在感抜群。いずれの仕様も文字盤を凹ませてスーパールミノバ夜光を嵌め込んだ特大のアワーインジケーターを採用しているが目を引きつけるポイントのひとつ。視認性を高める役割と共にデザイン的なアクセントを加えている。機械はSwissTech S24-045の自動巻きムーヴメントを搭載。ねじ込み式リューズにARコーティングを施したダブルドーム型サファイアガラスを採用し、10気圧防水を確保している。時計はスイスのラ・ショー・ド・フォンで製造、組み立てが行われており、4つの文字盤色と3色のトロピックベルトから選択可能。販売価格は6万3920ユーロ(約8万6千円)だ。


MAEN(マエン)
スカイマスター38 MK II


 1946年5月21日にアムステルダム-ニューヨーク間で行われた初の大西洋横断飛行に使用されたKLMオランダ航空の機材、ダグラスDC-4スカイマスターへのオマージュが込められている自動巻きクロノグラフ。GMTスケールを配置したセラミック製の両方向回転ベゼルにより、異なる2つの時間帯を同時に確認することが可能だ。


 現行のクロノグラフではかなり小振りなサイズである38mmケースを採用し、厚さは12.9mm。 機械はETA社の 2894-2自動巻きムーヴメントを搭載し、ねじ込み式リューズ、ボックスドーム型ヘサライトクリスタルまたは、サファイアクリスタルのいずれか選択可能。


 時計はスイスのラ・ショー・ド・フォンで製造、組み立てが行われており、6色の文字盤から選択可能で標準付属はレザーベルト。別途ステンレスブレスレットまたはトロピックラバーベルトへのアップグレードも可能だ。ヘサライトクリスタルの標準販売価格は9万5920ユーロ(約13万円)、サファイヤクリスタルの標準販売価格10万640ユーロ(約14万円)。


》MAEN(マエン)
公式サイト
https://www.maenwatches.com/


文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。

https://www.instagram.com/spherebranding/

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