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【未来へ進む人にエールを!】シチズン・ブランド横断コレクションの最新作が登場

 約11年ぶりに新開発された機械式キャリバー0200の発表や、シリーズエイトが機械式ブランドとして再始動するなど、2021年も見逃せないトピックが満載のシチズンブランド。それだけに取り上げたい新作は多いが、ここでは20年の“CITIZEN JOUNETSU COLLECTION”に続いて今年発表された“CITIZEN YELL COLLECTION”を紹介したい。

 これはアテッサやエクシード、プロマスター、そしてレディースのクロスシーなど数あるシチズンブランドのモデルを、共通のテーマのもと表現したブランド横断コレクションで、今作では6ブランド全7モデルで構成されている。
 “見上げれば、未来がある。”をキャッチコピーに、希望を感じさせる青空をイメージしたブルーを基調とし、“未来のカケラ”を表現した幾何学模様の文字盤がコレクションに共通する特徴だ。しかも模様はモデルごとに異なっているというから手が込んでいる。例えばエクシードがベースとなったモデルでは、濃淡をはっきりとさせた幾何学模様を施してスタイリッシュさを強調する一方、6時位置のインダイアルに白蝶貝を採用しエレガントさをプラス。ビジネスシーンにもふさわしい高級感とちょっとした遊び心が同居したデザインに仕上げられた。

 新型コロナウイルスの影響で生活環境が大きく変化した昨今。未来に対して、ときに不安を感じたり、塞ぎ込んでしまう日もあるだろう。本作には、そんなときでも「新しい時代への希望を、腕時計を通じて感じてほしい」というシチズン開発陣からのエールが込められているのだ。

 

ディテールをチェック!
文字盤はブルーを基調とした幾何学模様という点で全モデル共通するが、表面の仕上げや色調、パターンを変えることで、それぞれのモデルにしっかりと個性が与えられている

 

外装には独自のスーパーチタニウム(Ref.BL5590-55LとRef.EG7061-58Lはステンレススチール)を採用。チタニウムは加工の難しい素材だが、仕上げも上質で高級感がある

 

モデルごとに異なる文字盤表現に注目
エクシード
エコ・ドライブGPS衛星電波時計 ダブルダイレクトフライト
サテライト ウエーブ GPSを搭載した実用モデル。白蝶貝を使用し、エレガントさもプラス。
■Ref.CC4030-58L。スーパーチタニウム(43.3mm径)。5気圧防水。クォーツ(Cal.F950、光発電エコ・ドライブ)。世界限定600本。27万5000円

 

アテッサ
エコ・ドライブ電波時計 ダブルダイレクトフライト
透き通るような色調による幾何学模様を施して奥行き感を演出した1本。
■Ref.AT9098-51L。スーパーチタニウム(42.7mm径)。10気圧防水。クォーツ(Cal.H820、光発電エコ・ドライブ)。世界限定900本。16万5000円

 

アテッサ
エコ・ドライブ電波時計 ダイレクトフライト
一部に光沢を与えることで、まるで凹凸があるような立体的な文字盤に仕上げられた。
■Ref.CB1120-68L。スーパーチタニウム(38mm径)。10気圧防水。クォーツ(Cal.H149、光発電エコ・ドライブ)。世界限定1400本。5万5000円

 

プロマスター
エコ・ドライブ電波時計
海面の輝きと深海の世界観をグラデーションで表現しつつ、立体的なフォルムで力強さをプラス。
■Ref.AS7145-85L。スーパーチタニウム(43.5mm径)。200m防水。クォーツ(Cal.H112、光発電エコ・ドライブ)。限定500本。13万2000円

 

シチズンコレクション
エコ・ドライブ
コレクションで唯一の金属文字盤を採用しており、フレッシュな印象を与える仕上がりに。
■Ref.BL5590-55L。SS(39.5mm径)。10気圧防水。クォーツ(Cal.E820、光発電エコ・ドライブ)。世界限定1500本。5万5000円

 

クロスシー
エコ・ドライブ電波時計 ティタニア ハッピーフライト
幾重にも重ねたブルーとダイヤモンドの煌めきが手首を華やかに彩る。
■Ref.ES9460-53N。スーパーチタニウム(29mm径)。5気圧防水。クォーツ(Cal.H060、光発電エコ・ドライブ)。世界限定1500本。11万円

 

シチズン エル
エコ・ドライブ
青のグラデーションに加え、文字盤とガラスにセットされたダイヤモンドによって大人の華やかさを演出。
■Ref.EG7061-58L。SS(22.4mmサイズ)。5気圧防水。クォーツ(Cal.G620、光発電エコ・ドライブ)。限定500本。9万3500円

 

【問い合わせ先】
シチズンお客様時計相談室 TEL.0120-78-4807
https://citizen.jp/yellcollection/

文◎堀内大輔/写真◎笠井 修

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