【2021年新作時計】カルティエ|環境配慮と非動物性に取り組んだ“タンク マスト”ほか多彩なラインナップで展開

 世界トップのジュエリーメゾンであり、創業当時は宝飾工房として出発した“CARTIER(カルティエ)”であるが、ウオッチラインの製造においても本格派であるのは、時計好きの方であればご存じだろう。

 飛行機を操縦している最中であっても見やすい時計を作ってほしいという依頼から誕生した、世界初の紳士実用腕時計の“サントス ドゥ カルティエ”や、腕時計の草創期である20世紀初頭に、ラウンドケースではないデザインで登場し時計史に影響を与えた“タンク”など、歴史的なモデルを数々生み出している。

 現代においても、メゾンのDNAを受け継ぐコレクションを多数製作。2021年4月に開催された“WATCHES AND WONDERS 2021”では、前述した2モデルに加え、“バロン ブルー ドゥ カルティエ”や“パシャ ドゥ カルティエ”などの人気コレクションが発表された。

 なおW&W2021カルティエのレディースコレクションは、先行して掲載しているため合わせてチェックしてみてほしい。

 

サントス デュモン
 1904年にルイ・カルティエが、友人の飛行家アルベルト・サントス=デュモンのために 製作した“サントス”。ベゼルに配されたビスモチーフが際立つスクエアタイプの時計であり、カルティエ ウオッチにおける重要なアイコンのひとつとなっている。

 2021年モデルは、インデックスにアラビア数字を採用しており、同コレクションでは珍しい試みである。

 ブルーとゴールド文字盤の2種類の展開で、いずれも数量限定生産。なおブルー文字盤のモデルは、カフリンクスとウオッチボックスがセットとなった、ファン必見の贅沢な仕様だ。

■(左)SS×K18PG。世界限定500本。96万8000円(右)Pt。世界限定100本。361万6800円。ともに46.6×33.9mmサイズ。3気圧防水。手巻き(Cal.430 MC)。予価

 

サントス ドゥ カルティエ
 脱進機に耐磁性パーツを使用したキャリバー1847 MCを搭載した、“サントス ドゥ カルティエ”も登場。ベゼルにはビスモチーフのほかに、ブリリアントカットダイヤモンドをセッティングしている。ひとたび腕に着ければ、手首を上品に装ってくれる。

 写真のステンレススチールブレスに加え、全モデルにレザーベルトが付属。ベルトには、ワンプッシュで作動する“クイックスイッチ”システムが導入されているため、簡単にベルト交換が行える点も見逃せない。

■(左)SS×DIA。139万9200円(中)SS×DIA。139万9200円。(右)SS×K18YG×DIA。176万8800円。すべて41.9×35.1mmサイズ。3気圧防水。自動巻き(Cal.1847 MC)。予価

 

タンク マスト
 100年以上の歴史をもつ“タンク”が、1970年代に誕生した“マスト”から着想を得た“タンク マスト”。タンクの丸みを帯びたケースサイドのラインに、マストがもつインデックスや文字盤のデザインを再解釈した、精巧な作り込みが新作のポイントだ。

 極めてシックなクォーツまたは自動巻きモデルと、ダイヤモンドをベゼルに大胆にセッティングしたクォーツモデル、メゾンが新たに開発したソーラービートを搭載したクォーツモデル、そしてミニマリズムを重視し、レイルウエイトラックをも排したラッカー文字盤モデルと、様々なラインナップで展開。

 約16年電池交換が不要なソーラービートモデルには、スイス、ドイツ、イタリアの農産物加工産業用に栽培された、リンゴの廃棄物などからつくられる植物素材をおよそ40%使用したエコなベルトを採用。メゾン全体で環境と生物多様性への取り組みにも対応している。

 機械式やクォーツ、ソーラービートで展開しているため、 自身の好みの1本を選ぶことができる。

■(左から)SS(41×31mmサイズ)。自動巻き(Cal.1847 MC)。41万2500円。SS(41×31mmサイズ)。自動巻き(Cal.1847 MC)。45万6500円。SS×DIA(33.7×25.5mmサイズ)。クォーツ。79万7500円。SS(33.7×25.5mmサイズ)。ソーラービート。30万3600円。すべて3気圧防水。予価


■すべてSS(33.7×25.5mmサイズ)。3気圧防水。クォーツ。31万7900円(予価)

 

タンク ルイ カルティエ
 リューズにサファイアカボション、ローマ数字というメゾンを象徴するウオッチデザインの基礎を築いた“タンク ルイ カルティエ”。新作はこれらのデザインコードをベースに、現代的なカラーリングを採用したタイムレスなデザインで登場した。

 ブルーモデルとレッドモデルの2タイプの展開で、ブルーモデルには18金ピンクゴールド、レッドモデルには18金イエローゴールド素材をケースに用いている。

■(左)K18YG。(左)K18PG。ともに33.7×25.5mmサイズ。3気圧防水。手巻き(Cal.1917 MC)。各153万1200円(予価)

 

【画像】2021年カルティエ新作、発表された残りのコレクションも見る

 

文◎松本由紀(編集部)

 

【問い合わせ先】
カルティエ カスタマー サービスセンター
TEL.0120-301-757
https://www.cartier.jp/

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