菊地の【ロレックス】通信 No.090|いっきに下落! 今後デイトナはどうなるのか?|4月16日の定点観測にみる実勢価格相場

 デイトナ(Ref.116500LN)、黒文字盤の実勢価格は一時400万円を超えるまで高騰した。人気が高い白文字盤に至っては、黒文字盤の相場よりも50〜60万円高い。これはデイトナ史上で現行モデルにおける記録的な数字と言っていいだろう。

 しかも、上昇が顕著だったのは最近のことなのである。黒文字盤を例にとると3月19日に327万円だったものがわずか1週間後には395万円と、何と68万円も高騰した。別に2021年新作としてモデルチェンジが有力視されていたわけでもなかったのにだ。

 さらにもうひとつ驚くのが、実は1月29日の定点観測では289万円だったのである。つまりたったの2カ月間で100万円以上も高騰したというわけだ。

こちらが黒文字盤タイプ。デイトナの場合は以前から文字盤の色によって価格差があった。以前のモデルはベゼルが黒ではなかったことから、黒文字盤のほうが人気で割高だったが現行になって逆転した

 これが直近金曜日(4月16日)の定点チェックでは364万円と、4月2日の405万円をピークに早くも40万円も下落した。2019年夏に高騰し40万円以上も下落したことがあったが、このときは2カ月かかっている。それに対して今回は、何と2週間という急落ぶりである。

 今後さらに、数十万レベルで暴落する可能性は無きにしも非ず、仕入れするほうもかなり慎重にならざるを得ないという話を聞く。

 このように買うほうはもちろんのこと、売るほうにとっても厄介な状況で、もはや数字だけが躍っている感は否めない。いずれにせよここまで高騰してしまうと、たとえさらに値を下げたとしても、1月時点の200万円台というのは、株価が暴落するなど世界経済を揺るがすような何かが起こらない限りは、考えにくいような気がするのだが、いかがだろうか。

【グラフ】いっきに下落! デイトナとエクスプローラーの気になる実勢価格の推移

■ 主要11モデルの月間ロレックス相場(4月16日更新)
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【GMTマスターII/Ref.126710BLRO】国内定価102万800円
・実勢価格:216万円→243万円(↑) 先月より27万円アップ

【デイトナ/Ref.116500LN】 国内定価138万7100円
・実勢価格:326万円→364万円(↑) 先月より38万円アップ

【サブマリーナーデイト/Ref.126610LN】 国内定価94万3800円
・実勢価格:151万円→165万円(↑) 先月より14万円アップ

【サブマリーナーデイト グリーン/Ref.126610LV】 国内定価98万7800円
・実勢価格:206万円→217万円(↑) 先月より11万円アップ

【ミルガウス/Ref.116400GV】 国内定価87万6700円
・実勢価格:109万円→117万円(↑) 先月より8万円アップ

【ヨットマスターロジウム/Ref.126622】 国内定価126万5000円
・実勢価格:161万円→163万円(↑) 先月より2万円アップ

【ディープシー/Ref.126660】 国内定価133万1000円
・実勢価格:147万円→150万円(↑) 先月より3万円アップ

【エアキング/Ref.116900】 国内定価67万6500円
・実勢価格:89万円→98万円(↑) 先月より9万円アップ

【デイトジャスト/Ref.126200】 国内定価74万3600円
・実勢価格:75万円→80万円(↑) 先月より5万円アップ

【エクスプローラーII/Ref.216570】 国内定価87万5600円
・実勢価格:141万円→147万円(↑) 先月より6万円アップ

【エクスプローラーI/Ref.214270】 国内定価68万7500円
・実勢価格:118万円→153万円(↑) 先月より35万円アップ

菊地 吉正 – KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。

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