【実機レビュー】フォルティス フリーガーの新作は、あのケニッシ製キャリバーを搭載!

オレンジカラーがさりげなく個性を主張

 1987年にリリースされたフォルティスの代表的なパイロットウオッチのひとつである“フリーガーシリーズ”。その新たなコレクションとして2020年12月に発表された新作を今回取り上げる。

 まず目を引くのがデザインである。従来のフリーガーシリーズは往年のパイロットウオッチのスタイルを踏襲したデザインであるのに対して、新フリーガーは大振りのミニッツカウンターに要所にオレンジのアクセントカラーをあしらった、より現代的かつ個性的なデザインが採用されている。

 横目のツーカウンタークロノグラフ、GMTモデル、そして3針と3タイプのモデルがラインナップ。今回取り上げたのは、そのうちのGMT機能を備えたフリーガー F- 43 トリプルGMTである。

 GMT機能は、時分針でホームタイム、回転ベゼルの12時間表示と短針でセカンドタイム、そして文字盤中央の24時間表示と先端に赤い三角マーカーが付いたGMT針でサードタイムと、同時に3カ国の時間が確認できるというスグレモノだ。

 しかもGMT機能を装備した70時間パワーリザーブを誇る自動巻きムーヴメント、Cal.WERK13は、チューダー傘下のケニッシ社によって製造されているというのも特筆すべき点と言えるだろう。

 また、新フリーガーに共通するのが12時位置の見切り部分にあしらわれたシンクロラインと命名されたオレンジ色の蛍光ライン。これはパイロットが±5秒以内に隊列を整える目安としてフォルティスによって考案されたものだが、デザイン要素としてもかなりアクセントとして効いている。

<実際に着けてみました>

 ケースサイズは43mmで、編集部の実測値だが厚さは約15.5mmだった。サイズ的にはかなり大振り。特に厚さがそれなりにあるため、サイズ感は実機で確認したほうがいいだろう。ただ、ブレス自体は小さくカーブするような構造のため細い手首でもラグと手首の間に隙間ができてグラグラすることなく着けられる。

【商品データ】
モデル名:フォルティス フリーガー F-43 トリプルGMT
型番:F.426.0000
ケース素材:チタン
ケースサイズ:43mm径/ 15.5mm厚(編集部の実測値)
防水性能:20気圧防水
ムーヴメント:自動巻き(Cal.WERK13 /毎時2万8800振動/パワーリザーブ約70時間)
機能:時・分・秒表示、デイト表示、GMT機能、両方向回転ベゼル
国内定価:49万5000円
協力◎ホッタ TEL.03-5148-2174

フリーガー F- 43 トリプルGMTの細部をさらにチェック

【30分おきに設定可能】 時差分回転させて簡易的にセカンドタイムを設定する際に利用する12時間表示の回転ベゼルは、30分ごとに止まる仕組みのため、さらに細かな設定が可能だ

【デザインとしても印象的】 フォルティスが独自に設定したシンクロライン。パイロットが±5秒以内で正確に隊列を組む目安として考案。デザイン的にもアクセントとなっている

【微妙なサイズ調整に対応】 ブレスレットのクラスプは、その内側がスライドするように作られている。そのためグローブの上から着けるなど微妙なサイズ調整も簡単にできる

菊地 吉正 – KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。

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