独自性が際立つトゥルームの新機構スイングジェネレータ。その実力とは!

 現在、腕時計の駆動方式は、“機械式”と“クォーツ式”の二つがシェアの大半を占める。そんななかトゥルームは、この二つの駆動方式を組み合わせたハイブリッドな駆動方式“スイングジェネレータ”を新たに開発。ここではそのメカニズムと実力に迫っていく。

数々の新機構を生み出したエプソンの新たな挑戦

 PC⽤プリンタなどで有名なエプソンだが、実はそのルーツは1942年に創立した手巻きムーヴメントの部品製造・組み立てを行う時計会社にある。時計開発で培った超微細・精密加工技術を磨きあげ、これを多彩な分野に展開、躍進したのが今日のエプソンだ。また意外と知られていないが、世界初のクォーツ腕時計を開発したのも同社である。

 そんな卓越した時計製造技術を有するエプソンが、2017年に新たに立ち上げたブランドが“トゥルーム”だ。これは“TRUE(真実)”と“ME(自分)”を組み合わせた造語で、“真の自分を映し出す”との願いを込めて命名された。
 さて、そんなトゥルームがこの度、新たな駆動方式“スイングジェネレータ”を開発したことをご存じだろうか。現在、腕時計の駆動方式は自動巻き(機械式)とクォーツ式がその大半を占めるが、スイングジェネレータはこのどちらでもあって、どちらでもない。なぜこのようにややこしい表現を使ったのかというと、スイングジェネレータがこの二つのメカニズムを組み合わせたハイブリット構造となった駆動方式だからである。

 このメカニズムを理解するためには、まずは一般的な機械式とクォーツ式の動力源をおさらいしておく必要がある。前者が“ゼンマイが解ける力”で、後者が“電池”だ。これに対してスイングジェネレータは、“ローターの回転運動によって生まれるエネルギーを電力に変換している”というのが特徴だ。しかも時間の制御はクォーツで行うため、精度は非常に優秀で、構成するパーツ点数も抑えられているため、メンテナンス面でも有利だ。また1次電池を使用しないため、エコロジカルという視点でも注目される駆動方式なのである。

 

<スイングジェネレータのメカニズム>そのメカニズムは、ローターの回転運動によって発電し、その電力を利用してクォーツ回路とモーターを制御する。通常は2年ほどで交換になる1次電池は不要となるため、メンテナンス性も大きく高まる(2次電池は必要)。半年間使用していないときは自動的に運針を止め、エネルギー消費を最小限に抑える節電機能も備えている

 

L Collection -Break Line- 

自動巻きとクォーツを組み合わせたハイブリットな駆動方式“スイングジェネレータ”を搭載した話題作。“ナチュラル&タフ”をコンセプトに掲げており、様々な環境下で活躍する機能と設計がなされている。例えば、回転運動によって発電するため、ソーラー発電などとは異なり、暗所でも活躍する。
■Ref.TR-ME2001。チタンケース、ナイロンストラップ。ケース径45.4mm。10気圧防水。スイングジェネレータ(自動巻きクォーツ)。限定。8万8800円

 ムーヴメントの独自性に加えて、外装素材にもこだわっている。表面硬化処理を施したチタン製のケースや耐傷性の高いセラミック製のベゼルなど、実用を考慮した素材がチョイスされているのだ。それでいて価格も10万円アンダーとかなり魅力的で、今季注目すべき1本と言える。

過酷な環境にも対応するタフな仕上がり

昼夜の判断が難しい環境でも正確な時刻を知らせるために24時間表示を装備。他方、インデックスをダイヤカット加工によって仕上げ、適度に高級感を与えつつ優れた視認性を実現している

ベゼルにはセラミックを、ケースには軽量でサビにくいという特性を備えるチタンを採用する。ゴールドとグリーンカラーのコンビネーションが力強い雰囲気を醸しているが、実際、プロテクトコーティング(表面硬化処理)が施されたタフな仕様だ

暗闇でも優れた視認性を確保するため、随所にルミナスライトが塗布されるが、これは一般的なものよりも厚く塗布され、輝度が上げられている

 

好みが見つかる多彩なバリエーション

スイングジェネレータ搭載モデルには“グリーン”“ブラウン”“ブラック”“ホワイト”をキーカラーとしたモデル、計12種が展開される。自身の好みや着用シーンなどによってチョイスしてほしい。
■(左)Ref.TR-ME2006。販売店限定200本。8万8800円。(中)Ref.TR-ME2012。販売店限定。9万9000円。(右)Ref.TR-ME2005。8万8800円。ともにチタンケース。ケース径45.4mm。10気圧防水。スイングジェネレータ(自動巻きクォーツ)

 

文◎堀内大輔(編集部)/写真◎水橋崇行

 

【問い合わせ先】
トゥルームお客様相談室 TEL.050-3155-8285
https://www.epson.jp/products/trume/

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