じわじわとファンを広げる人気のドレススポーツ
1960年代、世界初の⾼度計や⽔深計を搭載する腕時計など、実⽤的でスポーティなモデルを数多く手掛けたファーブル・ルーバ。
現在においても同ブランドの人気の中心は、本格ダイバーズウオッチのハープーンやディープブルーといったモデルだが、そうした本格スポーツウオッチを手掛ける以前にはシーチーフ(登場は56年)というベーシックな3針時計も手掛けていた。
このシーチーフは長らく製造されることになるが、一貫して防水ケースを持つなど実用を追求したのが特徴。
そんなシーチーフの特徴を受け継ぐのが、現行のチーフコレクションである。クロノグラフもあるが、より原点に近いのはスカイチーフデイトだろう。3針デイト付きのシンプルなスタイルながら、100m(10気圧)防水を備える“ドレススポーツ”ともいうべきモデルとなっている。
100m(10気圧)防水の優れた実用性能に加えて値頃感のある価格も手伝い、人気を高めるスカイチーフデイト。さらに、ひと回り大きな43㎜モデルやコンビモデルなど選択肢が豊富なこともあり、近頃じわじわと注目度が高まっている。
最も値頃な40mmの革ベルト
実用性能の高さのほか、豊富な選択肢もスカイチーフデイトの魅力のひとつ。文字盤はブルー、ブラック、シルバーの3カラー、ケースサイズは40mmと43mmから選択できる。最も人気が高いのは、40mmサイズのブルー文字盤。
【SPEC】
■Ref.00.10203.08.51.41。SS(40mm径)。自動巻き(Cal.ETA 2824ベース)。21万4500円
サイズは40mmで程よいサイズ感。ドレッシーにも、スポーティにも見えるまさに“ドレススポーツ”といった印象
使いやすいブレスもラインナップ
スカイチーフデイトには革ベルト仕様のほか、ブレスモデルもラインナップされている。コマとコマの間に適度な遊びをもたせ、動きは滑らか。また、お手頃な価格帯のモデルだが、調整コマはネジ留めで、堅牢かつ扱いやすいのも魅力だ。
【SPEC】
■Ref.00.10203.08.11.20。SS(40mm径)。自動巻き(Cal.ETA 2824ベース)。24万2000円
20万円台の時計にしては、ブレスも抜かりのないしっかりとした作り。ネジ留めのコマは調整しやすくオススメ
流行のグリーン文字盤が登場
これまでスカイチーフではブルー、ブラック、シルバー文字盤の3色展開だったが、新作として新たに2色のバリエーションが登場。ひとつは白文字盤。もうひとつは現在、業界のトレンドカラーとなっているグリーン文字盤。なお、グリーン文字盤はコンビモデルでの登場だ。
【SPEC】
■Ref.00.10201.05.26.44。K18YGベゼル、SS(43mm径)。自動巻き(Cal.ETA 2824ベース)。48万4000円
時計単体で見てみると、ゴールドとグリーンのコンビネーションのインパクトが強いが、着けてみると意外になじむ
文◎佐藤杏輔(編集部)/写真◎笠井 修
【問い合わせ先】
スイス プライム ブランズ
TEL:03-4360-8669
ファーブル・ルーバ公式サイト
https://favre-leuba.com/jp