ドイツ時計

【2020年新作時計速報】ジン(Sinn)

 ハイスペックな本格派モデルを展開するドイツの時計ブランド、ジン。
 そんなジンから4月29日に発表されたばかりの2020年の新作速報をお届けしよう。

人気シリーズの新たなサイズ展開など、選択肢がいっそう豊富に!

 パイロットウオッチやミリタリーウオッチといった、視認性や機能性を突き詰めたプロユースの特殊モデルを中心に展開するドイツでも屈指の時計メーカー、ジン。

 そんな同社から2月にドイツで行われた展示会“インフォルゲンタ”に続く、2020年の新作第2弾がオンライン上で発表された。
 そのハイライトは人気のUシリーズに新たに追加された、41mmサイズ仕様の“U50”。特徴的な文字盤デザイン、優れたスペックを踏襲しつつも、より普段使いしやすくなった。

 

U50シリーズ

 海水耐性が優れているだけでなく、残留磁気を帯びずに反磁気性があり、さらに表面硬度が非常に高いといった特徴がある、ドイツ最新鋭の潜水艦Uボートの鋼鉄Uボート・スチールをケース素材に採用したジンのダイバーズウオッチ、Uシリーズに新作“U50”が登場した。

 Uシリーズで一貫して採用されてきた視認性に優れた文字盤デザインや、耐傷性の高い独自のテギメント・テクノロジーを施した回転ベゼル、そしてその名が示すとおり50気圧(500m)という高い防水性能を有する点など、高スペックを誇る本作。

 その最大の特徴と言えるのが、シリーズで初めて直径41mmのケースを採用した点だ。高スペックがゆえに、定番のU1でも44mm径とビッグサイズで展開されてきたUシリーズに、待望の小径版が登場したというわけである。加えてU50では厚みも11.5mmと、U1より2.8mmも薄くなっている。普段使いにも適した装着感を実現した本格ダイバーズウオッチだ。


■U50.S。Uボート・スチール(41mm径/11.5mm厚。ブラック・ハード・コーティング)。500m防水。自動巻き(Cal.SW300-1/42時間パワーリザーブ)。予価41万円+税(2020年夏発売予定)

 

1739シリーズ

 実用を追求した本格時計のイメージの強いジンだが、ジャーマンエレガンスを追求したクラシックなモデルも展開している。
 2つ目の新作は既存のクラシックライン“1736”(36mm径)に、新たに加わった39mm径ケース仕様“1739”だ。

 半分浮いたように取り付けられたアップライドインデックスやユニークなフォルムの針など、エレガントな中にも絶妙なセンスが光る意匠は以前のままに、1739では新たに高級感あるブラック文字盤仕様が追加され、選択肢が増えている。

 他方、エレガントさを追求しつつも、そこはジンの時計。独自のテクノロジーも盛り込み、実用的なスペックを実現している。
 そのひとつがリューズに採用されているD3システムで、これはケース、リューズ、チューブという3ピースになっている従来の構造を、チューブレスにしてパーツを減らし、防水性に対するリスクを下げた独自のテクノロジーだ。高い技術力でケースとの密封性を高め、横からの衝撃や湿気の浸透から時計を守る信頼性の高い構造となっている。


■1739.ST.I.S。SS(39mm径/9.1mm厚)。10気圧防水。自動巻き(Cal.SW300-1/38時間パワーリザーブ)。予価32万円+税(2020年夏発売予定)

 

556.RS

 ジンの代表的な特長を備えた入門モデルとして、高い品質とコストパフォーマンスを誇る556シリーズにもニューモデルが登場している。
 秒針を従来のホワイトからレッドペイントに変更し、判読性を高めた“556.RS”だ。

 時計の必要最小限の機能である時・分・秒とデイト表示のみに特化したシンプルな文字盤のなか、レッド秒針が絶妙なアクセントとなり、ファッション性がアップ。
 それでいて、価格は既存モデルと同じ20万円というお値打ちな設定のままというのもうれしい。

■556.I.RS。SS(38.5mm径/11mm厚)。20気圧防水。自動巻き(Cal.SW200-1/38時間パワーリザーブ)。予価20万円+税(2020年夏発売予定)

 

文◎Watch LIFE NEWS編集部

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