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新米記者が見つけた! 10万円アンダーのユニーク腕時計、第14回「グルグル回る、タービン機構を搭載した文字盤に注目」

新米女性編集者の松本由紀が、ユーザーの方と同じ第3者の目線で、“ちょっと変わった面白い腕時計”を毎週紹介!

 今回紹介するユニークウオッチは画期的な機構を搭載し、かつデザイン性を持った“ZINVO(ジンボ)”の“BLADE COLLECTION(ブレイド コレクション)”だ。ジンボは日本上陸後、その特徴的な外観と機構が話題を呼び、SNSでブレイクした新鋭ブランド。さっそく、その特徴について紹介していこう。

》世界でブレイクしたブレイド コレクション

 ジンボは、2013年にアメリカで生まれた前衛的なアイテムを手掛ける時計ブランド。日本では過去に特撮ドラマ“仮面ライダー”とのコラボレーションモデルを発売した実績もあり、ファッション性を重視しながら同時に品質にもこだわり、コストパフォーマンスの高い腕時計を展開することで幅広いユーザーから注目を集めている。

 まずは、ジンボを象徴する文字盤に搭載された“タービン”機構について解説しなければいけないだろう。

》特許出願中の回転タービンがポイント

 一見いままでに紹介してきたような回転ディスクを使った時間表示に思えるが、それらとはまったく違った独創的な機構を採用している。秒針の代わりに60秒で一回転する円形のタービンを備えており、時分針を覆い隠すように、タービンが上からかぶさっている構造なのだ。上の動画を見てもらえると、グルグルと回るタービン機構の動きや立体的なデザインの魅力がおわかりいただけるだろう。
 上のブレイド コレクションの展開図を見ると、タービン機構の下に時分針を配置しているのがわかりやすい。ちなみに、この回転タービンはジェットタービンに触発されて開発されたもので、現在特許出願中。まさにジンボだけのオリジナルデザインといえるのだ。

》考え抜かれたデザインにも注目!

 インデックス代わりのドットを彫り込んだすり鉢状のアワーリングと、渦巻き状の模様が入った文字盤装飾により立体感を表現している。また、回転するタービンの立体的なフォルムに加えて、時分針の先端以外の部分をタービンが覆い隠す構造により、文字盤に独特の浮遊感が生まれているのもおもしろいポイントだ。インパクトのある文字盤デザインに加えて、44mmのケースサイズを採用しているので存在感が抜群だ。ファッション性が高いのでおしゃれな男性にはぜひオススメしたい。

 ■ブレイド ギャラクシー。SS(44mm径)。5気圧防水。自動巻き。4万1580円

 ブルーとゴールドの組み合わせで洗練された雰囲気を醸しつつ、同時にギミック感のある回転タービンで遊び心も主張。さらに機械式の自動巻きムーヴメントを採用して価格が5万円以下というのは、なかなかの満足感の高い仕上がりといえるだろう。ほかと差を付けられるこのモデルで週末を楽しく過ごしてみてはいかがだろうか!

文◎松本由紀(編集部)

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