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新米記者が見つけた! 10万円アンダーのユニーク腕時計、第13回「デジタルだけど一味違う?」

新米女性編集者の松本由紀が、ユーザーの方と同じ第3者の目線で、“ちょっと変わった面白い腕時計”を毎週紹介!

 13回目に紹介するユニークウオッチは、コラム初となるデジタルウオッチ。時間が見やすいという理由でデジタルウオッチを選んでいるユーザーも多いかと思うが、今回紹介する“NEOLOG(ネオログ)”の“A24”は、もしかするとパッと見ただけでは時間がわからないかもしれない。普通のデジタルウオッチとは、一味違う表示方法を採用しているのだ。まずはネオログと、ネオログ独自の文字盤から紹介していこう。

》特許所得済みのネオログの文字盤は他にはないデザイン!

 ブランド名のネオログは“NEO + Analog(ネオ + アナログ)”からきており、“新しいアナログ”という意味を示す造語。誰もが瞬時に時刻を把握できることを目指し、針もインデックスもない直感的な時刻表示手法を採用するデジタルウオッチメーカーだ。

 そんなネオログのシンプルで直感的な時刻表示、というコンセプトを具現化したのが“QUANTAM(カンタム)”と呼ばれる、固定概念に捉われない独自の時刻表示方法なのだ。

 カンタムはデジタル表示のブロックをカウントすることで時刻を示す、誰でも時刻を把握できるユニバーサルな考えに基づいた時刻表示方法。ドイツを中心に活躍するインダストリアルデザイナー“Arman Emami(アルマン・エマミ)”氏とのコラボレーションによりデザイン開発された。

次に、そのカンタムを使用したA24コレクションについて紹介しよう。



 A24の時刻の読み方は上の図で説明しているとおり。ディスプレイに表示される棒の数を左から数えて読む。左の棒が“時間”で、表示数が6本なら6時。中央の棒が“分(10の位)”で、数が2本なら20分。右の棒の数が分(1の位)で、9本なら9分となる。

 最初にこの時計を見たとき、“時刻の表示方法がユニークだ!”と思いチョイスしたが、A24を調べて時刻の読み方が分かった時、デザインよりもむしろ機能的でシンプルな時間の表示方法の方に、魅力を感じてしまった。

 一見奇抜なので慣れるまで時間がかかるかもしれないが、実は機能的で見やすい表示方法なのだ。ディスプレイにはバックライトを採用しており、暗闇でも時間が分かるというのもポイントだろう。

》ケースの形にも注目

 ケースの表面には電気メッキを使用している。電気メッキは直流電流を使い金属に薄い層を形成することで、美しい着色加工や耐腐食性の意図があるのだ。

 正面の写真からは分からないが、実はケースの形もユニークだ。合金を溶かし金型に流し込む鋳造法の一種であるダイキャストを採用したケースで、厚さもなんと12mmと金属の塊を思わせる独創的な形をしている。アナログ時計のように針やインデックスがないので、デジタルウオッチは見た目の印象がフラットになることがあるけれど、このモデルはシンプルかつユニークなフォルムにより、抜群の存在感を感じさせてくれる。

 ケースには錆びにくく耐食性が高いステンレススチール316L、ベルトには耐久・耐引裂性に優れている強化シリコンを採用しており、デザイン性だけでなく、肌に優しく、かつタフさも兼ね備えている。

 ユニークさを持ちつつ、こだわりぬいた素材の使用、ミドルケースの流線型のデザイン、実用性を重視したバックライトなど、ネオログがユーザーのために寄り添って作られたというのが分かるモデルだと感じた。着ける人を選ばないA24の、棒を数えるだけという時刻表示方法も慣れれば瞬時に時間が分かるデザインだ。シンプルかつ画期的な時刻表示のA24で他と差をつけてみてはいかがだろうか!

■クラシック。Ref. a24-classic。316LSS(45×34mmサイズ)。3気圧防水。クォーツ(オリジナルムーヴメント)。2万1600円

■ダーク。Ref. a24-dark。316LSS(45×34mmサイズ)。3気圧防水。クォーツ(オリジナルムーヴメント)。2万2680円

■ミラー。Ref. a24-mirror。316LSS(45×34mmサイズ)。3気圧防水。クォーツ(オリジナルムーヴメント)。2万1600円

【デザイナー、アルマン・エマミ氏とは】
 アルマン氏はred dot design award の最高賞2年連続受賞をはじめ、IF Design Awardでの金賞やGOOD DESIGN AWARDなど数々の輝かしい受賞歴を持つドイツ出身の工業デザイナー。

文◎松本由紀(編集部)

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東京ウォッチスタイル 公式サイト
https://www.tokyo-watchstyle.jp/

ネオログ 公式サイト
https://www.neolog-time.jp/

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