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【コラボモデル再考】時計と甲冑のコラボレーションによってどんな魅力が生まれたのか!

 本企画では、【コラボモデル再考】と題して、藤原ヒロシ氏や、ジブリ作品、映画スペース・プレイヤーズなど様々なコラボレーションモデルの魅力にスポットを当てながら紹介してきた。

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 今回は、少し視点を変えて、クラウドファンディング上で話題を集めている技術と技術のコラボレーションモデルに着目していきたい。

 現在クラウドファンディングを用いて数多くの時計プロダクトが進行しているのは、ご存知だろうか。今回フォーカスするのは、そのなかでも、とくに異彩を放っている【時計と甲冑】を融合させた時計ブランド“忠保”だ。

 忠保は創業以来、五月人形の甲冑づくりを行ってきた甲冑制作会社が立ち上げた時計ブランド。甲冑制作会社が、なぜ時計を作ることになったのかというと、少子化や節句文化の衰退によって、甲冑人形の需要が減少している事を危惧し、これまで培ってきた甲冑制作技術を応用した時計を生み出すためにこのような商品開発が行われたというのだ。

 “江戸甲冑が日本工藝の様々な技巧 を組み上げ、時(とき)を刻むとき、日々の活力と未来を願う鎧となる”というコンセプトのもと時計製作を行う忠保は、現代のビジネスシーンにもマッチするデザインとするため、シックな色合いで構成されている伊達政宗の甲冑の要素を取り入れた腕時計“甲冑時計 伊達政宗”をブランド第1弾としてリリースする。

甲冑時計 伊達政宗

■SS。3気圧防水。クォーツ。15万円。

 秒針には、伊達政宗の甲冑の最も印象的な部分である三日月をデザインすることで、甲冑と時計のコラボモデルであることを強く印象付けた。
 ベゼルは兜からインスパイアされた凹凸のあるデザインとなっている。凸部分には鏡面仕上げが施されており、その際形状にバラつきがでないよう、熟練の技術者により一定の力加減を保ったまま手作業で丁寧に磨き上げられている。まさに甲冑づくりを生業としてきた忠保だからこそ可能な技術と言えるだろう。

 また、ベルト部分に甲冑飾りとして使用される縅(おどし)を配することで、より甲冑らしい雰囲気を実現している。

 裏ブタには、ブランドロゴとともに、シリアルナンバーが刻印されるため、自分だけの1本であることの証明がなされるのも魅力的なポイントだ。

 このようにクラウドファンディングを通じて、様々な技術とコラボレーションした時計が数多く生み出されているため、オリジナリティあふれる時計を探している人は利用を検討してはいかがだろうか。

 また、今回紹介したモデルはクラウドファンディングサイト“Makuake”にて、早期予約キャンペーンなどを行なっているため、気になる人はそちらもチェックしもらいたい。

【Makuakeプロジェクトページ】

https://www.makuake.com/project/tadayasu_kacchu/

【問い合わせ先】
忠保 / 株式会社大越忠製作所
広報担当:大越保広、田口裕介
電話:048-962-1166
FAX:048-965-4889
Email:kacchu.tadayasu@gmail.com

 

文◎川田健人(編集部)

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