カスタマイズウオッチブランド、アンダーン(UNDONE)はFullgrainとのコラボレーション時計用ベルトを2種類発売した。
サステナブルとは“持続可能”という意味をもち、地球の自然環境の維持に役立つ事業や開発、自然環境に配慮した行動を表現する言葉。社会問題に貢献することが求められるいま、エシカル・エコ・リサイクルなどのサステナビリティを考慮した製品・素材に近年、ファッション業界で注目が集まっている。今回、真田紐に使用されたベルトは、糸を製造する際に出た糸くずを集め、特殊な技術によって糸に加工したリサイクルコットンを使用。
日本の伝統技術を生かしたファブリックで上質な真田紐
“真田紐”は機織りで紡いで織り上げる紐のこと。通常の織物の幅に必要な本数の倍以上の糸を使い織り上げることで、縦に引っ張る力に強く、伸び難く非常に丈夫な紐となる。その高い強度から、戦乱の頃の武具や生活紐に使用された歴史がある。
この、日本に古くから伝わる真田紐の製造技術を生かし、質の良いメイド・イン・ジャパンのアンダーンオリジナルベルトを制作。和の技術に、ミリタリーベルトのデザインを取り入れ、クラシックな色合いと風合いのベルトに仕上げた。
岡山県倉敷市にある坂本織物で職人が手作業で機織りして作られる真田紐は、通常よりも粗目に紡ぐことで腕へのフィット感に優れた、しなやかかつ強度の高いベルトとなっている。刻印、ミシン縫い、素材、すべてを日本国内で製造。職人が心をこめて、1本ずつ製造しているこだわりが詰まったヴィンテージ感のあるベルトだ。腕時計を通じて日本古来の伝統技術の素晴らしさを伝えたいという想いから本商品の製品化が実現された。
環境に配慮した水溶性染料を使用して作られた“braided leather”ベルト
もうひとつのオリジナルベルトである“braided leather(ブレイディドレザー)”は、環境に配慮した水溶性染料を使用して作られた地球に優しい本革ベルト。革はタンニンなめしのヌメ革素材で、原皮はステアと呼ばれる去勢した雄牛を使い、細かく編み上げてアメリカンクラシックな風合いで仕上げた。ヴィンテージウオッチデザインに合うシンプルでフォーマルな時計ベルトとなっている。
編み目の穴に金具を通すタイプであるためジャストフィットサイズで身につけられ、服を選ばず使用できる。
また、ベルト裏側には、企業コラボレーションを記念してデザインされた、ヴィンテージ感にこだわったカラーリングとデザインが特徴的なオリジナルの刺繍ネームが手作業によって縫い付けられた。細部まで製造者たちのこだわりが詰め込まれたカーフレザーベルトとなっている。
万能デザインのシンプルスタイルな男女兼用タイプの腕時計
1950年代のミリタリーウオッチからインスパイアされたモデルを、現代的なデザインに進化させ誕生したウォッチシリーズ“Type20”。ケースには強度の高い316Lステンレスを、ガラスにはドーム型の強化ガラスを使用。耐久性に優れ、傷がつきにくい腕時計だ。本体重量はわずか46グラムと比較的軽量な男女兼用タイプ。真田紐リリースを記念し、今回新たにクラシックでシンプルなデザインのホワイト文字盤が採用された。文字盤の数字は夜行塗料で暗い部屋でも柔らかく光るため、視認性抜群の見やすい文字盤に仕上がっている。様々なシーンで活躍できる現代版クラシックウオッチと言えよう。
(各ベルト共通)Type20。SS(41.5mm径)。3気圧防水。クォーツ。各3万5400円。(ベルト単体)各4800円
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