ロレックス @kikuchiのいまどきの時計考

【速報】ロレックスが2020年新作を公開。予想どおりサブマリーナーだった!

 8月28日に速報としてロレックスの公式WEBサイトに、「NEW WATCHES 2020 UNVEIKING 1 SEPTEMBER(2020年新作を9月1日発表)」と表示された動画がアップされたことをお知らせした。

 そして例年に倣えば9月1日はスイス時間の昼の12時。つまり日本時間の19時の発表だろうと思っていたのだが、おそらくはスイス時間の午前零時に公開されたのではないだろうか、筆者のTwitterのフォロアーさんからの知らせで朝7時半ごろに確認したところ、もう公開されていたというわけである。

 ということで今回は速報として、まずは発表された4種のうちメンズラインの3モデルについてどこが変わったのかを簡単に触れてみたい。

<サブマリーナー&サブマリーナーデイト>

デイト表示の持たないサブマリーナー Ref.124060

 サブマリーナーデイトは旧型の自動巻きムーヴメント、キャリバー3135から最新3200系のデイト付きキャリバー3235に移行された。一方のデイト表示のないサブマリーナーにはロレックスが今年発表したキャリバー 3230を搭載。それに伴い両者ともにケースサイズも40mmから41mmに若干のサイズアップ、そしてブレスレットも一新された。国内定価はサブマリーナー(Ref.124060)が85万4700円。サブマリーナーデイト(Ref.126610LN)が96万5800円。

<オイスター パーペチュアル>

41mmの新サイズが登場したオイスター パーペチュアル41、Ref.124300

 筆者が連載している「ロレックス通信」で現在3回にわたって書いているテーマ。まさかモデルチェンジされるとは予想もしなかった。今回サブマリーナーに搭載されたデイト機能のないキャリバー3230が発表されたことから、同じくデイト表示のないオイスター パーペチュアルも3230に移行されたようだ。そしてラインナップをみると、新たに41 mmサイズが加わり 39mmがWEBサイトから姿を消している。そして、以前に比べて文字盤のカラーバリエーションがかなり鮮やかになった。国内定価はオイスター パーペチュアル41(Ref.124300)が62万1500円。オイスター パーペチュアル36(Ref.126000)が58万8500円。

<オイスター パーペチュアル スカイドゥエラー>

オイスターフレックス ブレスレット仕様が追加されたスカイドゥエラー、Ref.326238

 ロレックス唯一の年次カレンダーを搭載したコンプリケーションモデル。今回このスカイドゥエラーに初めて、オイスターフレックス ブレスレット仕様が18金イエローゴールドタイプとエバーローズゴールドタイプに追加された。このオイスターフレックス ブレスレットとは超弾性メタルブレードに人工ラバー(エラストマー)をコーティングしたものでヨットマスター42やデイトナにも採用されているものだ。ラバーベルトのような見た目だが、質感は似ているが、メタルブレスに匹敵する堅牢性と信頼性を備えるスグレモノなのである。国内定価422万8400円(写真のRef.326238)。

 ここでは割愛するが、もうひとつレディースラインからオイスター パーペチュアル デイトジャスト31にベゼルに18金ホワイトゴールドを採用したホワイトロレゾールタイプが追加されている。

 なお、サブマリーナーとオイスター パーペチュアルについては後日、筆者が毎週日曜日に連載している「ロレックス通信」にて詳しく書きたいと思う。

ROLEX(https://www.rolex.com/ja

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。

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