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文字盤の色がおしゃれすぎる! 時計界で増殖をはじめたグリーンダイアル採用モデルに注目

 この1年〜2年ほどで急速にラインナップを増やしている“グリーン”をデザインに取り入れた腕時計。ブラック、ホワイト、ブルーに続く新たな定番カラーとして定着する可能性を秘めた、グリーンデザインのモデルを厳選して紹介。

新たな定番カラーとなるか、グリーンダイアルが時計界で増殖中!

 ファッションウオッチから火が付いて、次第に高級機械式時計にも広がっていったブルー文字盤のトレンド。
 いまでは、ブルー文字盤はブラック、シルバー、ホワイトなどと並ぶ定番カラーのひとつとなっており、ブルー文字盤採用モデルをコレクションにラインナップするのが当たり前となっている。
 そんななか、ここ最近になってブルーとは別に存在感を増しているのが“グリーン”の文字盤を採用したモデルだ。
 グリーン文字盤と聞いても時計のデザインとしてはあまり馴染みがないかもしれないが、ロレックスの“グリーンサブ”に象徴されるように、実はグリーンは時計のデザインと相性が良い。さすがに明るいグリーンはカジュアル感が強くなってしまうが、落ち着いた色合いのグリーン文字盤は、さりげなく個性を主張しできるので、普段使いとしてもおすすめのデザインなのだ。
 今後、ブルー文字盤のように定着するか否かは未知数だが、時計好きとしては1本手に入れておきたいモデルなのは確かだろう。

》編集部のおすすめモデル-其の1
SINN(ジン)
104.ST.SA.A.G
 104シリーズは、1960年代にドイツ空軍に制式採用された155をルーツにもち、いまやジンを代表する人気パイロットクロノグラフ、103シリーズから派生した3針タイプのコレクション。500本限定で発売されたこのモデルは、落ち着いたグリーン文字盤を採用しているのがポイント。ジャケットなど、ビジネスカジュアルにもしっくりとマッチするはずだ。

■Ref.104.ST.SA.A.G。SS(41mm径)。20気圧防水。自動巻き( Cal.ETA2836-2)。世界限定500本。25万3000円

 裏ブタはネジ込み式を採用。サファイアクリスタルのシースルー仕様ながら20気圧という高い防水性能を有している。ローターにEINE von 500(500本のうちの1本という意)と特別に刻印が施されているのも魅力。

 ケース厚が11.5mmと回転ベゼルを装備したモデルとしては薄い。しかも革ベルトも柔らかいため、41mm径ながら着け心地は決して悪くない。

【問い合わせ先】
ホッタ(TEL.03-6226-4715)
https://sinn-japan.jp/product/104.st.sa.a.g/

 

》編集部のおすすめモデル-其の2
TUTIMA GLASHÜTTE(チュチマ・グラスヒュッテ)
フリーガー スカイ
 ミリタリークロノグラフをはじめ、軍用時計にルーツをもつ本格派モデルのイメージが強いが、近年は自社製ムーヴメントを搭載したドレス系や、ベーシックな3針モデルなど、ラインナップの幅を広げているチュチマ・グラスヒュッテ。本作は2019年に投入された新シリーズで、印象的なグラデーション文字盤を採用するなど、デザイン性も追求されたモデルだ。

■Ref.6105-24。SS(41㎜径)。10気圧防水。自動巻き(Cal. 330)。20万9000円

 同社のエントリー機に位置付けられている本作。コストを抑えるため、ムーヴメントこそ自社製ではないが、しっかりと磨きをかけたケース、手の込んだ文字盤など、外装クオリティを高めて、「初めて機械式を購入した人にその魅力を存分に楽しんでもらいたい」という意図が垣間見える仕上がりだ。またトレンドのグリーンを取り入れつつ、落ち着いた色味のグラデーションにしているため、派手すぎず着けやすい。

【問い合わせ先】
モントレックス(TEL.03-3668-8550)
http://www.montrex.co.jp/basel2019_tutima/sky.html

 

》編集部のおすすめモデル-其の3
BULOVA(ブローバ)
オーシャノグラファー“デビルダイバー”
 1970年代当時、約200m(666フィート)防水を実現したダイバーズウオッチ、オーシャノグラファーの復刻版。防水性の数値が、聖書のヨハネの黙示録に登場する獣(悪魔)の数字“666”であることから“デビルダイバー”と呼ばれるように。2018年の登場以来、1、2を争う人気モデルとなっているが、今年は新色として傑作“アキュトロン”を彷彿とさせるグリーン文字盤が登場した。

■Ref.96B322。SS(44mm径)。20気圧(666フィート)防水。自動巻き。9万2400円

 円柱のクリア素材を爪で受けた立体インデックスや文字盤のクロスデザインなど、オリジナルの特徴的なディテールを忠実再現。しかも、ブランドロゴのデザインはあえて当時のものを採用している。

【問い合わせ先】
ブローバ相談室(☎0570-03-1390)
https://bulova.jp/collection/detail/index.php?id=96B322

 

》編集部のおすすめモデル-其の4
epos(エポス)
スポーティブ 3442
 高品質かつ堅実な価格帯でコレクションを展開するエポス。そのなかでも近年は、機能性とデザイン性が高レベルを融合させたスポーティブシリーズに定評がある。新作3442は、重厚なケースに、トレンドカラーであるグリーン文字盤を組み合わせたタフな3針モデルだ。また風防にサファイアクリスタルを採用するなど、素材にもこだわった。

■Ref.3442GRM。SS(42㎜径)。100m防水。自動巻き(Cal.ETA2824ベース)。15万6200円

 グリーンという目に付きやすいカラーリングに加え、サンレイ仕上げを施して輝きをプラスしているため、存在感はかなりある。見た目どおり、重さは約185gとそれなりにあるが、ブレスレットも重厚な作りのため、安定感があって装着感はなかなかいい。

【問い合わせ先】
ユーロパッション(TEL.03-5295-0411)
http://www.europassion.co.jp/epos/3442grm.html

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