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【実機レビュー】見事に再現されたRADO(ラドー)レトロな名作

レトロな見た目だけでなく着け心地の良さも見どころ

 1957年は、ラドーが初のモデル名をもつコレクションが発表された記念すべき年である。その最初のコレクションとして登場したのがゴールデンホースだ。当時としては画期的な12気圧の優れた防水性を備えたこのモデルは凸型のボンベ文字盤をもち、12時位置には自動巻きムーヴメントの採用を意味する動く錨を模したロゴを装備した。

 そんな57年の発表当時のゴールデンホースの特徴を忠実に復刻したのが、ゴールデンホース 1957である。“オリジナルに忠実であること”を優先し、ブラック&レッドグラデーションカラーの文字盤には凸状のボンベ文字盤を採用。6時位置には、オリジナルモデルと同じフォントを使用した“Golden Horse”の文字とともに、向き合うタツノオトシゴのアップライトロゴをあしらった。

 80時間パワーリザーブの自動巻きムーヴメントを搭載するなど語りどころはほかにもあるが、特にラグが太く長いケースは注目。抜群の安定感があり、着け心地がすこぶる良好なのだ。この着け心地の良さは、ぜひとも自身の腕で実感してほしい。

 レトロなグラデーション文字盤に合わせ、風防はドーム状に加工されたサファイアクリスタル風防。薄い革ベルトの影響もあるが、37mmの程よいサイズ、ケース形状が相まって着け心地が非常に良いのが魅力だ。

 スクリューバックケースを採用。オリジナルは12気圧防水だが、復刻版は5気圧防水だ

小振りなケースに太く長いラグをもつことで腕に乗せたときに抜群の安定感を示す

RADO(ラドー)
ゴールデンホース 1957

Ref.R33930355。SS(37mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.ETA C07.611)。世界限定1957本。19万8000円

【問い合わせ先】

ラドー 公式サイト
https://www.rado.com/int_ja

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