昨夜、カシオG-SHOCKが誕生35周年ということで、そのプレスカンファレンスにお邪魔してきました。正味1時間半。時間的には結構長かったが、色々と趣向を凝らした内容になっておりました。なかでも良かったのが、G-SHOCKの生みの親である伊部菊雄氏のG-SHOCK誕生秘話を、自身もG-SHOCK愛好家でかつては100本以上所有していたという落語家の柳家花緑氏が再現した噺。落語だというのに笑いは正直あまり起こらなかったのですが、それだけ、会場の皆さんは聞き入ってしまったのだろうと思います(笑)
そして、当の伊部菊雄氏が最後に登場。そこで発表されたのが、金色に輝く初代モデル「DW-5000」の映像でした。この18金ゴールド製のDW-5000は、2015年のバーゼルワールド(スイスで毎年行われる時計と宝飾の見本市)で、そのプロトタイプは既にコンセプトモデルとして参考出品されていたものです。
当時、僕はバーゼルワールドの会場で取材中にカシオの担当者に「実際に販売しないんですか。必ず売れると思うんですが」と切り出したことがありました。しかし、それに対して担当者曰く「弊社は他のG-SHOCK製品と同様に実証実験を行なったうえで製品として認められない限り決して販売はしません。構造など理論上はクリアできていても、衝撃性などの様々な耐性実験をクリアしなければなりません。素材的に大丈夫かということもそうですが、その実験を高価な18金ケースで何度もやれるのか。現実的なところからしてかなり難しいと思います」
『※写真は、最終仕様ではありません』
でも実際には、「Dream Project」として実用化に向けて開発を進めていたことを伊部氏は会場で明かしたのです。やはり、こっそりやっていたんですね〜…。しかも、耐衝撃実験の映像も会場で公開したのには驚きました。何せ金ケースがですよ、思いっきり叩きつけられてましたから(笑)
ほとんどが手作りのため月産3本だそうです。そして35本で打ち止めとのこと。さて、一番気になるのがそのお値段。まだ2月の正式発表まで内緒だそうです。ちなみに公式の発表ではありませんが、噂によると金の重量は200gぐらいだとか。。。
「G-SHOCK+金無垢」。たとえ1000万円近くとも、この意外性と35本という希少性なら、違った意味で欲しがる方は少なくないのかもしれませんね。
※価格は税抜き770万円で5月15日から受付開始と発表になりました!
詳しくはコチラ
https://www.powerwatch.jp/2019/02/26/金無垢g-shock!なんと770万円で5月15日から受付開始!/