【2人の天才が生んだ個性派ブランド】“ロベルトカヴァリバイフランクミュラー “のトノーモデル最新作

2021年11月4日

　イタリアを代表するデザイナーとして知られる、ロベルト・カヴァリ氏のシグネチャーブランドから、ソリッドなフォルムが目を引く最新トノーコレクションに注目。

ソリッドなトノーケースとスケルトン文字盤に注目

　伝統にとらわれないラグジュアリーでセクシーなスタイルで独自のクリエイションを展開し、イタリアを代表するデザイナーとして知られる、ロベルト・カヴァリ氏。ここでクローズアップした“ロベルトカヴァリバイフランクミューラー”は、そんなロベルト・カヴァリ氏がデザインを手がけるシグネチャーブランドだ。

　スイスの高級時計メゾンとして知られるフランクミュラーが製作の監修を担当しており、スイスメイドの厳格な基準の下で、男らしい無骨さと色気が同居する高品質なウオッチコレクションを展開している。

　今季の新作では、ロベルトカヴァリのクールかつセクシーな世界観とフランクミュラーのDNAを象徴するようなトノーケースを採用しており、曲線美を備えたフォルム、機械式ムーヴメントの心臓部であるテンプの動きを見せるハートビート、レイヤードスタイルの立体的な文字盤など、こだわりのディテールが洗練された美しさと高級感を醸し出す。

　時計の高級感はパーツの作りに大きく左右されるものだが、針、文字盤、ケースのディテールを見れば、品質へのこだわりが実感できるだろう。ロベルトカヴァリの独創的なデザインとフランクミュラーによる高品質な作り込み、二つの魅力を備えたコレクションは、大人の休日を飾るパートナーとして大いに活躍してくれるはずだ。

》編集部の注目モデル-其の1
ロベルトカヴァリバイフランクミュラー
RV1G154
　時計全体が美しいカーブを描くトノーケース採用の新作。立体的な装飾を施したスケルトンダイアルの12時位置にはロベルトカヴァリの紋章がデザインされ、アクセントを加えている。特に印象的なのが洗練された雰囲気と独特の色気を兼ね備えたオールブラック仕様。ケース、ブレスレット、文字盤をブラックで統一したことでオープンハートをさらに際立たせている。

■（左）RV1G154M0071。SS（ブラックIP加工／40×46mmサイズ）。5気圧防水。自動巻き（スイス製）。19万8000円
■（右）RV1G154M0051。SS（40×46mmサイズ）。5気圧防水。自動巻き（スイス製）。18万7000円

》Check01：高品質なレイヤード文字盤

　文字盤の12時間位置に小窓を設けて、搭載しているスイス製ムーヴメントのテンプ部分をクローズアップ。機械式ムーヴメントならではの造形美に加え、2万8800振動で規則的に駆動するテンプの動きを楽しめるのも大きな魅力といえる。

　アニマル柄の装飾を加えた文字盤中央のサークル、放射状に仕上げたアップライトインデックスで挟み込むように、アラビアインデックスを配置。ムーヴメントがわずかに見えるシースルーのデザインが立体的なアクセントを加えている。

　フロントのセミスケルトンデザインに加えて、裏ブタはシースルーバック仕様。中心にサファイアガラスを設置することで、搭載しているスイス製の自動巻きムーヴメントの動きと機能美あふれる造形を、表と裏の両面から楽しめる。

》Check02：優美でソリッドなトノーケースに注目

　3次元的で優美なフォルムで知られるフランクミュラー。トノーウオッチの名手が監修に携わるだけあって、多面的なフォルムに仕上げたケースの仕上げが実に美しい。それぞれの面によってヘアライン仕上げの方向を変え、加工が難しい曲面にも均質で美しい筋目を採用。光を受けて表情を変えるヘアライン仕上げにより、ケースのフォルムを際立たせている。