ロレックス @kikuchiのいまどきの時計考

【ロレックス】通信 No.054|いよいよ2020年新作モデルを発表か!? 8月14日の定点観測にみる実勢価格相場! 

 非常事態宣言下のまっただ中だった4月26日に投稿したNo.38からこれまで12回にわたって、今後のモデルチェンジ候補として7モデル(サブマリーナーデイト、グリーンサブ、サブノンデイト、エクスプローラー I 、エクスプローラー II 、ミルガウス、エアキング)をクローズアップしてきたわけだが、現在、ネット上で言われているロレックスによる2020年新作発表の時期、9月1日説がもし本当だとすれば、あと半月後には、実際にどのモデルかが判明することになる。予想ではサブマリーナーが最有力候補に挙げられているがはたしてどうなるやら。

 さて、現在ロレックスの実勢価格も相変わらず上昇が続いている。下に掲載した8月14日付けの定点観測を見てもらうとわかるが、実はその多くは過去最高値を記録する異常な状況なのだ。

 もちろんこの高騰の背景には並行市場における流通数減が関係しているようなのだが、気になるのが冒頭でモデルチェンジ候補として紹介したなかの、サブマリーナー(デイト&ノンデイト)、エクスプローラー I とII 、そしてエアキングの値動きだ。インバウンド需要で高騰した2019年6月の過去最高値を、こんな市況が停滞している状況下にもかかわらず今回あっさりとその記録を塗りかえてしまったのである。特にサブマリーナーデイトは150万円台とその動きが顕著なのが気になる。

■ 主要11モデルの月間ロレックス相場(8月14日更新)
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【GMTマスターII/Ref.126710BLRO】国内定価102万800円
・実勢価格:207万円→215万円(↑) 先月より8万円アップ(先週より1万円ダウン)

【デイトナ/Ref.116500LN】国内定価138万7100円
・実勢価格:280万円→285万円(↑) 先月より5万円アップ(先週と変わらず)

【サブマリーナーデイト/Ref.116610LN】国内定価94万3800円
・実勢価格:140万円→150万円(↑) 先月より10万円アップ(先週より8万円アップ)

【サブマリーナーデイト グリーン/Ref.116610LV】国内定価98万7800円
・実勢価格:182万円→186万円(↑) 先月より4万円アップ(先週より2万円アップ)

【ミルガウス/Ref.116400GV】国内定価87万6700円
・実勢価格:97万円→97万円(→) 先月と変わらず(先週と変わらず)

【ヨットマスターロジウム/Ref.126622】国内定価126万5000円
・実勢価格:157万円→163万円(↑) 先月より6万円アップ(先週より2万円アップ)

【ディープシー/Ref.126660】国内定価133万1000円
・実勢価格:153万円→156万円(↑) 先月より3万円アップ(先週と変わらず)

【エアキング/Ref.116900】国内定価67万6500円
・実勢価格:77万円→85万円(↑) 先月より8万円アップ(先週と変わらず

【デイトジャスト/Ref.126200】国内定価74万3600円
・実勢価格:73万円→73万円(→) 先月と変わらず(先週と変わらず)

【エクスプローラーII/Ref.216570】国内定価87万5600円
・実勢価格:113万円→115万円(↑) 先月より2万円アップ(先週よりも1万円アップ

【エクスプローラーI/Ref.214270】国内定価68万7500円
・実勢価格:88万円→91万円(↑) 先月より3万円アップ(先週よりも1万円アップ)

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。

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