発表から早数カ月。Apple Watch 5とApple Watch 4では、何が違うのか?

 スマートウオッチ業界において市場を席巻しているApple Watch(アップルウォッチ)。昨年9月に最新モデルとなるApple Watch 5が登場した。

 発表から早くも数カ月が過ぎ、あちらこちらでレビュー記事が公開されるようになってきたが、新作のApple Watch 5はこれまでのApple Watch 4と、一体何が違うのだろうか?

 様々な情報を比較してみたのだが、Apple Watch 5の特徴は、おおむね以下のポイントに集約されるようだ。

・常時表示のRetinaディスプレイが採用された
・電子コンパスが内蔵された
・最新watchOS 6が採用された(Siriの検索機能強化や純正アプリの搭載)

 実物を触ってみたわけではないので雑感になってしまうが、Apple Watch 4と比べても見た目にはほとんど変更点はなく、基本的に中身が進化したといったところのようである。

 しかしながら、中身の進化以上に個人的に気になっているのは、Apple Watch 5では新たにチタンケースモデルが登場したこと、そして2年ぶりにセラミックケースモデルが登場したことだ。

 これまでにもApple Watchでは高級時計に用いられている素材や技術を意識したモデルを“Apple Watch Edition”として投入してきたが、時計専門のメディアとしては、この“Apple Watch Edition”をチェックしないわけにはいかない。
 近々Apple Watch 5にラインナップされた“Apple Watch Edition”のレビューを計画しているので、実機レビューについては日を改めてお届けしようと思っている。
 さて、その前に、過去にApple Watch 4については使ったことがあるので、まずは参考までにApple Watch 4の詳細をまとめておきたい。

Apple Watch Series 4
Series 3を持たない人にとっては、外見上は何が変わったのかパッとわかりにくいSeries 4。しかし、アップルが“デザインと設計を一新した”と表明するように前作とは別物に進化している。なお、取り上げたゴールドステンレススチールモデルはSeries 4初登場のカラーリングだ。
■ゴールドステンレススチールケース、ミラネーゼループブレス。ケースサイズ44mm。50m耐水。電源はリチウムイオン電池による充電式。

■対応OS WatchOS 5
■ディスプレイ 44mm×38mm/LTPO OLED Retinaディスプレイ(368×448ピクセル)※44mmモデルの場合
■タッチパネル 感圧タッチ対応
■センサー 電気心拍センサー/光学式心拍センサー(第2世代)/ジャイロセンサー/加速度センサー(最大32Gまで計測)/環境光センサー/気圧高度計
■通信方式 Bluetooth 5.0/Wi-Fi(802.11b/g/n 2.4GHz)/LTE、UMTS2(GPS+セルラーモデル)
■ボタン デジタルクラウン(ケースサイド上部)/物理ボタン(ケースサイド下部)
■電源&充電方式 リチウムイオン電池/マグネット圧着式充電
■駆動時間 通常使用で最大18時間/充電時間:常温で約2時間
■機能 GPS機能(GPS、GLONASS、Galileo、QZSS対応)/16GB のストレージ(容量)/64ビットデュアルコアS4プロセッサ(S3プロセッサと比べて最大2倍高速)/スピーカー搭載/マイクロフォン搭載/バイブレーター搭載/八つのコンプリケーションを表示できるインフォグラフ文字盤/ムーブ、エクササイズ、スタンドの三つの指標で表示するアクティビティートラッカー/独自開発のワークアウトアプリケーション(自動検出)/呼吸アプリケーション/健康データを一元管理できるヘルスケアアプリケーション/Apple Watch用にカスタムされた携帯電話通信機能(電話での通話、トランシーバーでの会話、メッセージの送受信、Apple Musicのストリーミング、Siri機能、Apple Pay機能など)/緊急SOS機能

 初代Apple Watchのリリースから5年。2018年に発表されたApple Watch Series 4の進化ぶりには興味深い特徴がある。それは外観や操作感は伝統的な腕時計に近付こうとしているのに対し、中身や機能は腕時計、従来のスマートウオッチとは別物を目指している点だ。

 まずは外観。Apple Watch Series 3と比べるとサイドボタンはケースとの一体感が増し、正面からはデジタルクラウンしか見えないデザインになっている。これはより腕時計らしくするための工夫だろう。

 また、大きく薄くなったケースと、全面に重いセラミックとサファイアクリスタルを配したケースバックは重心を低くし、一層着け心地が良くなっている。加えて触覚的な反応が付加されたデジタルクラウンは、より伝統的な腕時計であろうする変更点と言える。

 一方、機能面はどうか。既存のスマートウオッチはスマートフォンの通知機能を追求したが、Apple Watch Series 3から単体での通信が可能になり、Apple Watch Series 4では新型プロセッサで高速化。ストレスを感じさせない操作性に加えて進化した各種センサーは、腕に着け続けさせること、“腕に着けて使う意味”を熟慮した機能を実現させた。

 

Series 3と何が違う? 外見から探るSeries 4の変更点

 

大きく、かつ薄くなったケース
Series 3は42mmと38mmの2サイズをラインナップしたが、Series 4では44mmと40mmに変更。さらに厚みも11.4mmから10.7mmへスリム化を果たしている。

裏ブタが全面高級仕様に
Series 3では、GPS+セルラーモデルの中央部分にのみ使用されていたセラミックとサファイアクリスタル素材。Series 4ではケースバック全面に使用されている。

外せるようになったブレス
Series 3までのブレスは、マグネット部が厚く、ブレスの先端がループ部分から外れることはなかったが、Series 4ではマグネット部が薄くなり外せるようになった。

 Apple Watch 4も、かなり魅力的であったが、Apple Watch Series 5はどうなのか。早く実機を触りたいところだ。

 

文◎佐藤杏輔(編集部)/写真◎水橋崇行

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