ダイビングやトレッキングなどのアウトドアシーンに対応する本格機能を備えた時計を数多く発表しているブランド“セイコープロスペックス”。
今回そんな同ブランドが発表したのは、国産初のダイバーズウオッチとして名高い“メカニカルダイバー”をリバイバルしたコレクション。1965年に発売されたモデルと、75年に発売されたモデルを現代に蘇らせる。
オリジナルのメカニカルダイバー
(写真左)1965年発売のメカニカルダイバー。(同右)1975年発売のメカニカルダイバー
65年に発売されたモデルは、1966年から4回にわたって南極観測隊越冬隊員の装備品として寄贈され、その後も多くの冒険家、探検家によって、北極、南極、エベレストなど地球のあらゆる過酷な環境下で使用されることで、その信頼性を不動のものとした。
75年に発売されたモデルは、ユニークな流線型のフォルムが最大の特徴。冒険家・植村直己氏が1974 年~76 年にかけて行った北極圏12,000km 犬ぞりの旅に携行され、過酷な環境における高い信頼性が実証されたことで広く知られている。
そんな“メカニカルダイバーズ”に現代的なアレンジを加えたのが “1965メカニカルダイバーズ 現代デザイン”と“1970メカニカルダイバーズ 現代デザイン”の二つだ。
1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン
■Ref. SBDC141。SS(42.7mm径)。200m空気潜水用防水。自動巻き(Cal.6R35)。13万7500円
1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン
■Ref. SBDC143。SS(40.5mm径)。200m空気潜水用防水。自動巻き(Cal.6R35)。14万8500円
ヘリテージウオッチのデザインを引き継ぎながら、現代的な解釈を加えたケースに、しなやかなファブリックベルトを組み合わせることで、今のライフスタイルに寄り添った新しいダイバーズウオッチが完成した。
両モデルに、セイコーダイバーズウオッチの歴史上で初めてファブリックベルトを採用。このベルトは、“製紐(せいちゅう)”と呼ばれる、着物の帯締めなどにも使われる日本伝統の技法で編み込まれている。これにより、大きな荷重がストラップにかかっても切れにくい優れた引張強度や、紫外線による劣化に対する高い耐光性を併せ持ち、タフな使用環境にも耐える丈夫さを実現。
また、一般的な織紐と異なる袋状に編み上げる構造により、端面に切れ目がなく、肌あたりが良い仕立てになっており、しなやかで通気性が良く、常に心地よい肌触りを保つことができる。加えて、糸を斜めに織り上げることにより、光の当たり具合で独特の陰影を生み出し、カジュアルな印象ながら、温かみのある上品な仕上がりとなっている。
耐久性、快適性や審美性も兼ね備えることで、ダイビングシーンからアーバンライフまで、幅広いシーンに対応する。
工具不要で取り替え可能な別色のファブリックベルトが付属しており、気分や服装、シュチュエーションに合わせて手軽にカラーを変更できるのもユーザーにとって嬉しいポイントと言えるだろう。
セイコーウオッチお客様相談室
TEL. 0120-061-012
https://www.seikowatches.com