メカニズムを強調した凝った造形が魅力となったゾンネ×ハオリ プロデュースドのダブルネームコレクションから最新モデルが登場。日本製機械式ムーヴメントを搭載した、この最新作の魅力に迫っていきたい。
2012年、ゾンネは大人のトラッドスタイルを提案するジャパンブランド“ハオリ プロデュースド”とタッグを組み、ダブルネームコレクションの展開をスタートさせた。
それから9年目を迎えた2020年。コレクションに共通する特徴である“装飾美と機能美の融合”と、“リーズナブルな価格設定”はそのままに、信頼性の高い日本製機械式ムーヴメントを搭載した新作が登場したのである。
N027 メカニカルダイバー
■Ref.N027SS-BU。SS(42mm径)。200m防水。自動巻き(日本製ムーヴメント)。2万2000円
そのひとつ“N027 メカニカルダイバー”は、コレクションで初となる200m防水仕様の本格スポーツウオッチだ。
逆回転防止ベゼルを備えたスポーティなダイバーズスタイルでありながら、文字盤からムーヴメントをチラ見せしたセミスケルトン仕様。そしてさらにローマンインデックスやブレゲ風針といったクラシカルな文字盤のコンビネーションが非常に新鮮で目を引く。
また風防には耐久性を高めるために厚みを与えたミネラルガラスを採用しているのだが、この質感やぷっくりとしたフォルムがアンティーク時計を思わせる雰囲気を漂わせており、なかなかいい。
文字盤の防水表記にレトロな雰囲気のフォントを用いており味わいがある。また5時位置には24時間表示も装備する
ベルト素材にはナイロンの7倍もの強度をもつインビスタ社製のコーデュラを使用。スポーティなダイバーズスタイルに、いっそうタフな印象を与えている
優れた気密性を確保しているネジ込み式リューズは、2時方向にセッティング。これは着用したままでもスムーズにリューズ操作を行うための配慮だ
冒頭でも述べたとおり、搭載しているのは信頼性の高いセイコーエプソン製の自動巻きムーヴメントだ
日本製の機械式ムーヴメントを搭載しているというだけでも魅力的な価格設定だが、これに加え凝った造形や優れた機能性まで考えると、N027 メカニカルダイバーのコストパフォーマンスはかなり高いと言えるのではなかろうか。
バリエーションにも注目
このN027 メカニカルダイバーでは、カラーバリエーションとしてほかに2種がラインナップしている。
ひとつは公式EC限定として展開されるブラウンカラーのRef.N027SS-BR、そしてもうひとつがグリーンカラーのRef.N027SS-GRだ。
ファッショナブルなカラーリングとなったこのバリエーションにも注目したい。
公式EC限定モデル。Ref.N027SS-BR。2万2000円
Ref.N027SS-GR。2万2000円
文◎堀内大輔(編集部)/写真◎笠井 修
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