毎年3〜4月にかけて多くの時計の見本市が各地で開催されるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響によりイベントの中止が続々と発表された。
どのようにして各社から新作が発表されるのか不透明だったが、いくつかのメーカーは各々で新作を発表してくれた。
そのなかから編集部で厳選した注目の新作モデルを紹介していく。気になる方はぜひともチェックしてみてほしい。お気に入りの1本が見つかるはずだ。
CZAPEK(チャペック)
ケ・デ・ベルク スルスム・コルダ
ワゾネ・エナメルの世界地図を囲むように、美しい手彫りの波の文様が囲まれたアウターリングを備えるユニークピース。文字盤に採用されているベースプレートは、ロンドン貴金属市場協会認定の特殊合金。
■1NWG(42.5mm径)。3気圧防水。手巻き(Cal.SXH1)。6万スイスフラン(予価)
ケ・デ・ベルク オーロラ・ボレアリス
手作業によるチャペック独自の“リコシェ”ギョーシェに、ゴールド・シルバー・パラジウムとプラチナの合金であるボンベ・シェイプの文字盤を備える。そして、白い水のように見えるこのパターン文字盤に映えるように、スケルトンのブルースチール針のコントラストが効いた、上品なデザインにも注目したい。
■XOスチール(42.5mm径)。5気圧防水。手巻き(Cal.SXH1)。世界限定10本。286万円(予価)
【問い合わせ先】
ノーブルスタイリング
TEL.03-6277-1600
CHRONOSWISS(クロノスイス)
アーティスト ダイヤモンド
年間わずか3000本のみという、高品質・小ロットで製作されるクロノスイス。ブルーエナメル文字盤にギョーシェ彫りを施した新作モデルは、ベゼルにダイヤモンドをセッティングしたゴージャスなデザインで登場。
■CH-2893.1DE1-BL。SS(40mm径)。3気圧防水。自動巻き(Cal.C.281)。214万5000円(予価)
【問い合わせ先】
栄光時計
TEL.03-3837-0783
文◎松本由紀(編集部)