1854年に創業し、1917年に米軍最初期のミリタリーウオッチ“Midget”の開発を手掛けた歴史をもつタイメックス。
第2次世界大戦では米軍に弾頭タイマーなどを収め、後のベトナム戦争期に戦地で修理や交換を必要としない“ディスポーザブルウオッチ”を開発。
米軍政府の買い上げによって米軍兵に支給されたこの時計は、のちに“Camper(キャンパー)”という名称で民生品として販売され、以来、その実用性の高さから今日まで続くベストセラーとなっている。
意外に知られていないが、タイメックスは、ミリタリーウォッチと非常に関わりの深いブランドなのだ。
今回紹介するのは、そんなタイメックスが、デザイナーのNigel Cabourn(ナイジェル・ケーボン)と製作したコラボモデルの第3弾。
ナイジェル・ケーボンのデザイナー生活50周年を記念して2018年に発表された第1弾や、サッカーのレフェリーウオッチから着想を得た第2弾と同じく、タイメックスの代表作である”Camper(キャンパー)を”ベースモデルに採用している。
コラボモデル第3弾でポイントとなっているのが、第2次世界大戦中にイギリス空軍が使用していた救命装置からインスピレーションを受けたデザイン。
RAF(王立空軍)が使用したライフベストに採用されたサバイバルイエローをキーカラーとして文字盤に取り入れており、ベルトに関しても定番のレザーのほか、救命装置に使われたコットンヴェンタイルのベルトがセットになっている。
時計のデザインと同じく、サバイバルイエローをベースにした、ミリタリーデザインのオリジナルウォッチケースもコラボモデルならではのスペシャル感を高めてくれる。
TIMEX(タイメックス)
サバイバルウォッチ
外周に大きめの12時間表示インデックス、内側に24時間表示をレイアウトしたミリタリースタイルの機能的なデザインに、サバイバルイエローがアクセントをプラス。イギリス政府所有の官給物であることを示すブロードアロー(文字盤12時位置)もマニア心をくすぐるポイントだ。
Ref.80402969000。SS(フリーサイズ)。3万1900円
【問い合わせ先】
ウエニ貿易/タイメックス
https://www.timexwatch.jp/