スイスのラ・ショー・ド・フォンに拠点を置く時計ブランド、“JAQUET DROZ(ジャケ・ドロー)”。グラン・セコンド、オートマタ、アトリエ・オブ・アートなどのコレクションに重点を置きながら、高級時計の愛好家や審美眼の肥えた人々を虜にする作品をつくり続ける言わずと知れた名門だ。
そんなジャケ・ドローの主力コレクションのひとつ、“GRANDE SECONDE SKELET-ONE(グラン・セコンド スケルトン)”に、二つの新作モデルが仲間入りをした。いずれも洗練されたスケルトンデザインを特徴としており、伝統を継承しながら同時に時代の流行を取り入れ、高度な技術で大胆で創意にあふれる意匠を生み出しているのが魅力的だ。
また、今回発売される新作モデルは、一方が伝統を、もう一方がテクノロジーと、二つの異なるコンセプトで製作されているのもポイント。ベースとなる機構、デザインは同じだが、異なる素材を採用することで、ジャケ・ドローの大胆な創意の象徴になったモデルのバリエーションを一層華やかに彩ってくれる。
上の伝統を継承するモデルでは、上品な光沢を放つローズゴールドケースに、セミマット仕上げが施された“ラバー”タッチの斬新なアリゲーターベルトをセット。スケルトンムーヴメントを構成するブリッジとトーンを合わせたグレーカラーのベルトを採用することで、ローズゴールドとグレーカラーが絶妙なコンビネーションを生み出している。
直径41mmのローズゴールドケースには、ジャケ・ドロー独自の自動巻きムーヴメントが収納されており、それぞれ限界まで入念にくり抜かれているパーツが、モダンで軽快な雰囲気を醸す。
輪列はスケルトン加工を施したブリッジにまるで宙に浮いているような状態で固定されており、ムーヴメントを巻き上げるローターにもオープンワークを採用。光がムーヴメントを貫いているかのような独創的なストラクチャーに仕上げられている。
一方、現代的なモデルは、ジャケ・ドロー初の“プラズマセラミック”をケースに採用しているのが特徴。このケースはホワイトセラミックを2万℃に熱したガスで変化させる特殊な技法で作り出されており、素材に金属片を一切加えることなく、独特のメタリックな光沢を備えているのが印象的だ。プラズマセラミック製ケースには、グレーのファブリックベルトを合わせており、グレーのワントーンデザインが現代的で力強い雰囲気を醸し出している。
特殊な加工によりアントラサイトグレーカラーをまとった独特の質感に変化しつつ、一方でセラミックの特性である高度な耐傷性を保持しているのもこのモデルのポイント。“プラズマセラミック”は、ハイテクセラミックと同じ硬度、軽さ、傷耐性を備えており、その独特の質感に加えて、実用面も抜群なのだ。
JAQUET DROZ(ジャケ・ドロー)
グラン・セコンド スケルトン
■Ref.J003523241。K18RG(41mm径)。3気圧防水。自動巻き(Cal.Jaquet Droz 2663 SQ)。価格未定
■Ref.J003525542。プラズマセラミック(41.5mm径)。3気圧防水。自動巻き(Cal.Jaquet Droz 2663 SQ)。価格未定
【問い合わせ先】
ジャケ・ドロー ブティック銀座
TEL.03-6254-7288
http://www.jaquet-droz.com/