意外な本格機能を実現した三浦のスマートウオッチ
あのフランク三浦が、初のスマートウオッチをリリースした。なにかと業界を騒がせてきた存在だけにスマートウオッチも、ブランドコンセプトに違わず、脱力してしまうチープなものかと思っていたのだが…。意外や意外、と言っては失礼かもしれないが、お遊びなしの本格的なスマートウオッチとなっている。
というのも、採用しているのは世界で200万台以上の販売実績を誇るメーカーが手がけるスマートウオッチモジュールと専用アプリ。アプリをスマートフォンにダウンロードして同期させれば、すぐに様々な機能を使用することができる。
デザインはラウンドケースの腕時計らしいものではなく、よくあるスポーツリストバンドタイプ。時計好きには物足りないかもしれないが、あくまでも実用重視のスマートウオッチと割り切ったスタイル。腕時計とは別に、リストバンド感覚で着けて楽しむのも良いだろう。
さて、肝心の中身のほうだが、ディスプレイ画面変更やスマートフォンカメラのリモートシャッター機能を装備。リマインダー機能やアラーム機能、電話の着信のほか、アプリで設定を行えば各種SNSの通知も画面と振動で知らせてくれる。さらに脈波センサーを備えているので、心拍数計測や睡眠ステージの記録、消費カロリー測定などにより健康をサポートすることができる。
なかなか充実しているが、価格はなんと7480円とお手頃。スマートウオッチは初めてという人にもオススメだ。
フランク三浦 スマートウオッチ
フランク三浦初のスマートウオッチ。ベルトに数字が踊るおなじみのデザインを採用するが、スマートウオッチ本体はブラックボディに高画質HDディスプレイ、防水設計と至って真面目。スマートフォンとBluetooth接続し、着信や各種SNS通知機能など、いわゆるスマートウオッチとしての機能をひと通り備える。Bluetooth 4.0で接続可能。対応機種はIOS8.0以上、Android4.4以上。
■プラスチック(44×20mmサイズ)。IP67防水。100mAhポリマーリチウム電池。待機時間は約3〜5日。各7480円
本体はすべて同じだが、5色のベルトバリエーションをラインナップ。左からレインボーブラック、カーキ、ホワイト、グレー、レインボーホワイト。
【ココがPOINT】
画面タッチの簡単操作で多彩な機能の画面が表示可能
慣れていないと操作が難しいものも少なくないが、フランク三浦のスマートウオッチは操作が簡単。各機能の設定はすべてスマートフォンの専用アプリで行い、本体側での操作は基本的に表示画面の切り替えのみ。また、その切り替えもディスプレイ下部の丸い部分を指でタッチするだけ。
リモートシャッター機能も搭載。専用アプリの“腕を振って撮影”モードを立ち上げ、スマートウオッチを着けた腕を振ると3秒のカウントダウン後に写真が撮影される。
本体裏側には反射型脈波センサーを装備。グリーンに発光するLEDの光を生体に向けて照射し、生体内を反射した光を計測することで心拍数の計測などを行うことができる。
【ココがPOINT】
充電方法はUSB充電のみ。扱いやすいシンプルな作り
スマートウオッチは充電方法が煩わしいことが少なくないが、フランク三浦のスマートウオッチでは本体12時側にUSBコネクタが付いておりベルトを外して充電する。充電はこのUSBコネクタによる方法しかないが、シンプルで潔い。なお、すべて共通でブラックの換えベルトが付属している。
文◎佐藤杏輔(編集部)/写真◎笠井 修
【問い合わせ先】
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フランク三浦公式サイト
http://tensaitokeishi.jp