ボール ウオッチが新技術を率先して投入するコレクション“エンジニア Ⅲ”には現在、航空時計のジャンルのモデルとして“シルバースター”と“ブロンズスター”が存在する。過去にさかのぼると、“エンジニアマスターⅡ アビエーター”など、クラシックデザインのモデルもラインナップされていた。いずれも、飛行士が必須機能としてあげる優れた視認性、耐衝撃性、耐磁性を備えている。
しかしこれらの機能はパイロットウオッチだけに求められるものではなく、ボール ウオッチの起源たる鉄道時計にも共通するスペックといえるのだ。

特許取得のスプリングロック
新作“エンジニア Ⅲ アビエーター”は、まさにボール ウオッチが鉄道時計で培ったテクノロジーを現代に生かした1本。衝撃が加わった際、ヒゲゼンマイの動作を制御して安定を図る“スプリングロック”と、緩急針を固定することでズレを防ぐ“スプリングシール”を搭載しており、さらに衝撃からムーヴメントを保護する“アモータイザー衝撃吸収リング”を内蔵している。

アモータイザー衝撃吸収リング
また、航空機も汽車も操縦席は様々な計器によって高磁気にさらされているが、その環境でも正確性を失わない耐磁装置として“ミューメタル製インナーケース”を装備し、80,000A/mもの磁気でも影響を受けることがない。

自発光するマイクロ・ガスライト
文字盤は1940年代の航空時計に散見される、サークルの内側にアラビア数字を配列した読み取りやすい仕様になっている。
デザインは装着しやすい40mmのラウンドケースに、カレンダーも排除した伝統的な航空時計をモチーフとする艶なしのブラック文字盤を採用。12時位置のみオレンジ色に光る“マイクロ・ガスライト”をセットし、アクセントとしている。
ミニマルな外観だが、マキシマムなスペックを積んだアビエーションウオッチだ。

Ref.NM2182C-S11J-BK。SS(40mm径)。100m防水。自動巻き(BALLキャリバーRR1102-SL)。23万1000円。
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ボール ウオッチ・ジャパン
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