1963年に東京で精密工具メーカーとして創業した、総合時計製作メーカーの協和精工が手がけるオリジナル国産腕時計ブランド“MINASE(ミナセ)”。
この度、ヨーロッパ市場での販売戦略を本格的に展開していくことを発表した。その一環として、10月25日(金)~27日(日)にかけて開催されるドイツ最大の時計専門展示会“WATCHTIME DUSSELDORF SHOW 2019(ウォッチタイム・デュッセルドルフ・ショウ2019)”に出展し、“DIVIDO(ディヴァイド)”の新色を先行発表する予定だ。
デュッセルドルフで行われる本展示会への出展は、海外戦略をさらに強化し、本格化していくための試み。本展示会後には、ドイツ国内ならびにイギリス・ロンドンでの出店を目指していく。
協和精工ではヨーロッパ以外の地域への進出も視野に入れており、香港やマレーシア、マカオ、中国、シンガポール、インドネシアなど、アジア市場についても検討中。今後は、海外の富裕層マーケットに注力していく方針だ。
協和精工は2年前からドイツやスイスの時計展示会に積極的に参加し、海外市場についての独自調査を行ってきたが、こうした地道な努力が奏功し、昨年は高級時計の本場、スイス・ジュネーブでヨーロッパ・デビューを果たしている。
現在は、フランス・パリ、スイス・ベルン、アブダビで販売を行っており、現地の時計愛好家の支持を集めている。
WATCHTIME DUSSELDORF SHOW 2019
(ウォッチタイム・デュッセルドルフ・ショウ2019)概要
世界各国から50社以上が集まるドイツ最大の時計専門展示会。
会期 2019年10月25日(金)~27日(日)
会場 Rheinterrasse Dusseldorf
Joseph-Beuys-Ufer 33
40479 Dusseldorf
デュッセルドルフで先行発表予定。ディヴァイドの新色モデル
今回、ドイツで発表する予定のディヴァイドは、文字盤がブラックのグラデーションとなっており、日本の水墨画の世界を表現したものとなっている。
ディヴァイドは、エスペラント語で“分割”を意味する。
ケースとラグは上下二つのパーツを組み合わせた分割構造、中央が窪んだようにすることで、ほかにはない立体感とシャープなエッジを生み出し、見る角度によって表情を変えるディテール、積み重なる多面体による複雑な輝きを放つ。
ディヴァイドは、あらゆる面とエッジに施されたザラツ研磨、MORE構造メタルブレスなど、ケース・イン・ケース構造によるHiZシリーズのアイコニックな存在となっており、2014年の発売以来、こだわりを持つ世界の愛好家から注目を集めている。
DIVIDO(ディヴァイド)
■Ref.VM04-R08SD。SS(40.5mm径)。5気圧防水(日常生活防水)。自動巻き(Cal.ETA 2824ミナセカスタム)。36万7200円
■その他 デイト表示/サファイアガラス(無反射コーティング)/シースルーバック/ラバーEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム製)/Dバックル/総厚12mm(ガラス含む)/総重 96g
フランス・パリのMINASE取扱店 EMILE LEON
スイス・ベルンのMINASE取扱店 WATCH LOUNGE
【協和精工とは】
協和精工が製造する工具は製造現場で普及している。特に、リューズ部分の穴開けに用いる特殊な段付きドリルは、時計業界をはじめ広く浸透した。
そこから時計のケース製造でも確固たる地位を確立し、1996年に時計の設計開発から製作までの総合時計製作メーカーとなり、2005年にはMINASE(ミナセ)ブランドを創設した。精密加工と研磨技術の融合により、世界に誇る高品位の時計を製作している。
【問い合わせ先】
協和精工 公式サイト
https://kyowaseiko.co.jp