天賞堂が、漆文字盤のオリジナル腕時計、ニュー・ジェイフェイス(NEW J-FACE)を2018年9月に数量限定で発売する。
ニュー・ジェイフェイスは、文字盤に漆を使用した天賞堂オリジナルの特別な腕時計。スイスメイドの高級腕時計にも使われる漆素材だが、新作では日本ならではの漆芸技法である高蒔絵で描き、ヨーロッパにはない素材や技術で付加価値を高めている。世界的に有名な輪島の北村工房、北村辰夫氏と共同プロデュースにより生み出された漆芸家手作りの文字盤には、ハクトウワシや虎、フクロウ、花鳥、獅子といった日本の伝統的な動物モチーフをデザインし、まさに芸術的な伝統工芸品となっている。
真鍮の素材を丁寧に磨き上げ、薄い漆の盤面に穴を開ける極めて難度の高い加工が要求される漆文字盤では、印籠の制作に用いられる技術を応用するが、これができるのは北村工房だけ。漆は時が経ち、乾くほどに強固になり、色味の鮮やかさが増すと言われ、長く使用するほどに変化が生じ、自身の人生のうつろいを文字盤の色の変化に重ね合わせるという楽しみも生み出す。
今回発売となるニュー・ジェイフェイスは、日本でしか作れない特別な時計をつくろうと、2010年に開発されたジェイフェイスの新シリーズ。以前のモデルも、他人とは違う一品を身に付けたいというこだわりを持つ時計好きに評判を得ていたが、新シリーズではさらにこだわりを極めた逸品として、注目が集まることが予想される。
天賞堂は創業以来、世界の名品と認めらる数々の機械式時計の販売を行っているが、名品を扱ってきたからこそ提案できるオリジナルデザインウオッチを掲げて2000年から開発を着手。「時計屋が欲しくなる時計」「実際に使いやすく飽きのこないもの」「クラシック&エレガント」という3つのコンセプトのもと、国内外の長期使用に耐えられるムーヴメントを選び、デザインは銀座の老舗として培ってきた気品をプラスして仕上げ、ムーヴメントを収めるケースや文字盤、ベルトなど、細かいところまでオリジナルにこだわり、一生ものの時計を作り上げている。なお、既に発売している6モデルは、すべてメンテナンスやサービスの質を保つため、大量生産は行われていない。


ブランド名
TENSHODO/天賞堂
モデル名
ニュー・ジェイフェイス
型番
(左上)HAKUTOWASHI/(右上)TORA/(左中)FUKURO/(右中)KACHO/(左下)SHISHI
ケース素材
ステンレススチール(HAKUTOWASHIのみ、K18モデルを展開)
ベルト素材
クロコダイル
サイズ
39㎜径
防水性
日常生活防水
ムーヴメント
自動巻き(Cal.SII NH35)/約41時間パワーリザーブ
税込み価格
108万円(HAKUTOWASHIのK18モデルは270万円)
発売予定
2018年9月
機能・特記事項
数量限定/世界的に有名な輪島の北村工房、北村辰夫氏と共同プロデュースによる漆芸家手作りの漆文字盤
【 問い合わせ 】
天賞堂 銀座本店
☎ 03-3562-0022
http://www.tenshodo.co.jp/watch/tabid/75/Default.aspx